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【旅】2023夏の旅 --その7-- [【旅】2023年]

 ついにトラブルがやって来た、ここまで順調だった旅も、昨日の暴風雨により、我が家のテントは修復不可能な状態になる。なんで?という気持ちを笑い飛ばそうとしても、この先の対応を考えると、どうしても深刻に考えてしまう。がしかし、この難局を乗り切る事も放浪人の楽しみだと信じて、旅の予定は前進あるのみ。

2023年7月10日(月)
 3時半起床、港を散策しながら、激しかった昨日の嵐を思い出していた。
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アスファルトは乾いているが、テントサイトは水が浮いている。昨日の落雷で燃えた電線が垂れ下がり、2m程度の車には引っかかる状態で放置されている、テント撤収は乾いてからにするので、暫くはテントは水サイトに放置。車内で、オホーツク海から昇る朝日を眺め、これから8月初旬までのスケジュールを考える。
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明日以降、天候は下り坂になり、週末まで道内各地は雨の予報。根室方面が比較的曇り予報なので、予定を前倒しして東へ向かう事にした。9時前から徐々にテントの撤収を始める、まだまだ水の浮いた芝の上なので、アウターを外して比較的乾いた場所まで移動、メインポールを外すと2本共曲がっていて、元には戻りそうにない、、サブポールも曲がって、全部で4本のポールの内3本が修復不可能だ。
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 10時半出発、R239で東に向かう、何故かポータブルバッテリーの充電が出来ない。湧別町、サロマ湖を経由して能取湖を廻って能取岬に行く。
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少し海岸から離れると気温30℃、オホーツク海岸に近くなれば風の方向により24℃まで気温が下がる、しかし今日は暑く、今年初めて暑いと感じる。網走で給油を済ませて「道の駅しゃり」で休憩、少し離れた斜里温泉湯元館@400で入浴、入浴料金をガチャで支払う無人料金回収システムは説明を聞かないとすぐにはわからない。木陰で荷物整理、シガーソケットのヒューズをチェックするが異状なし。コンパクトな感じのする斜里駅前には、道の駅、コンビニ、写真スタジオ、カラオケ、居酒屋、温泉など揃っている、JR駅も外観がオシャレで感じがいい。郊外には広い畑が広がるだけであるが、人口は1万人もいる。少ない便数の列車が到着する時間になると、迎えの自家用車が集まり少し賑わいを感じる。バッテリーが無くなり冷蔵庫が明日朝まで持つか?パソコンもバッテリーが少ない。道の駅の隣「知床くまうし」で夕食を済ませ、夕刻散策して車中泊とした。奥歯が痛む、左足が痛む、何だか体調がおかしい。
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走行距離:192.5km
宿泊先:道の駅 しゃり

2023年7月11日(火)
 3時半起床、涼しい空気であるがバッテリーも無くなったので、残り少ないバッテリーのPC電源を入れ、JR斜里駅のWIFIを利用させて頂き、今夜の宿を探して予約、バッテリーと体の充電が必要なタイミングだろう。車もディーラーで確認してもらおうと探してみると、斜里町内にあったが火曜日定休だった。ここからオホーツク海岸は東に向けて北上する「天に続く道」を登ると、そのまま天に行きそうなので、R334に戻り、天に続く道スタート地点に行って見た。
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後からやって来た福山ナンバーの大型キャンパーご夫妻と話す、ケンカが絶えない話、今年は12日の予定で我々と反対方向で回っている話、我が家は1ヵ月を経過したと話などして別れた。オシンコシンの滝により涼しむ、知床に入ると道端に熊がいた。
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知床峠を超えて羅臼へ、国後島が近くに見え、あそこがロシアだとは思えない。羅臼町岬町には各屋根に巣作りしたカモメがヒナを育てている。
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ウトロに引き返し、道の駅で遅めの昼食、左足と奥歯が痛むので、15時には民宿にチェックインして昼寝する。風呂に入りながら精神的疲れが体調に現れたのかも知れない...と思いながらコンビニでゼリーとプリン、ざるそば、ワインを買い夕食とした。バッテリー満充電、風呂に2度入り回復を願う。

走行距離:177.4km
宿泊先:民宿しれとこペレケ

2023年7月12日(水)
 久しぶりの宿で朝寝坊、6時起床。青空が見えるウトロの朝、バッテリーは全てフル充電。朝風呂に入り休養するが、1日だけでは全回復は不可能だった。9時出発して天に続く道を通り、斜里町にあるディラーまで行く。Web情報では9時半開店となっていたが、入り口では10時からの開店と表示してあった... が、快く受け入れて頂きヒューズ確認、切れていない。詳細確認の為にドックイン、暫くするとシガーソケット部を持ってメカニックの方から説明があり、内部が溶解していてソケットが電極に接触出来ていない状態だった。部品は札幌にあるので明日の15時頃には入荷するとの事、修理をお願いして明日の再来店を予定して店を出る。昨年の帯広でのディラー対応と同じく、想定を超える対応に満足。https://hdj81v.blog.ss-blog.jp/2022-07-19
 ホームセンターでテントを探すが殆んど無くあきらめ、R244で根北峠を越えて標津町に行くと丹頂鶴のペアが草原にいた。
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ポー川史跡自然公園に立ち寄ると、この地には一万年の昔(縄文時代の創成期)から人の暮らしが続いた場所だと紹介されていて、明治期まで使われていた竪穴式住居跡が4000戸以上確認できる、アイヌ民族文化として脈々と繋がれた人々が定住したそうだ。川があり、海があり魚や動物の狩猟で生活が出来ていたのだろう。
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昭和57年に子牛を3頭食い殺した大きな熊が射殺され、剝製になっていた。この地には現在「OSO18」という熊が66頭の牛を襲っていて、現在も捕獲されていない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/OSO18
牛を食うというDNAが今も引き継がれているのだろう、人が襲われないことを祈る。受付の女性に昼食のおすすめ場所を尋ねると色々と教えてくれた、一番大衆向けの「食事処しのだ」でランチ、標津町北方領土館を見学して、返還への希望と同じか?展示物も日焼けして色が薄くなっていた。終戦後の侵攻により占拠された島は、ロシア敗戦後のタイミングで取り返し施策を打って出るタイミングだ。
雨の降らないうちに、野付半島を見学をしようと行くが、霧で何も見えない、道路脇にいる鹿を観察するのみ。野付温泉浜の湯@480に入り、17時には「道の駅おだいとう」に到着する、北方四島に関する展示がある施設だが17時で終了、あるのはトイレのみ、なので同輩が10台位いた。雨も徐々に勢いを増す予報なので、早めに寝室部を作り日暮れと共に眠る。

走行距離:157.3km
宿泊先:道の駅おだいとう

2023年7月13日(木)
 一晩中雨が降ったが3時半起床時には、小雨となり根室海峡から明るくなってくるが太陽は雲の中。天空には青空も見え、昼間は天候回復見込み。
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朝食を済ませで6時出発、昨日は何も見えなかったので、もう一度、野付半島を見に行く、水産会社の敷地内には、大きな角を持ったメンバーの方が多いが、早朝から網の補修作業が行われ活気のある砂嘴(さし)だ。
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左足が痛く、長くは歩けそうにないので車から眺めるだけで引き返す。標津まで戻りサーモン科学館開館(9:30)まで、標津平野を走ってみる。直線道路と直角交差点をあてもなく走ると中標津町に出た。郊外店舗も多く標津と比較すると大きな町だ、空港があるからなのだろうか、調べると人口は2.2万人、標津町の4倍もいる。1時間ほどドライブをして「標津サーモン科学館」に入るが、水族館?の様で科学的ではない、少々期待外れ。高さ30m展望台からは、他にこの高さが無いので360度が望めた。
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開店を待って「そば処 福住 総本店」https://oishii-fukuzumi.com/info.htmlでランチ。
 R335で羅臼へ途中「羅臼町郷土資料館」を見学、紹介VTRを見ながら二人して寝る。植別小中学校跡地らしいが、芝のグランドが綺麗だった。松法川北岸遺跡からは、8000年前の竪穴式住居跡から炭化した当時の物が出土している、火事となり屋根が落ちた事で炭焼き状態となった家財が炭化して現世に出土したのだそうだ。熊とシャチの器の説明がわかり易く、見応え十分しかも無料。羅臼でお土産を買い、霧の知床峠を超えてウトロ側に降りると真っ黒の雲に覆われ、時々激しい雨となる。15:30に北見のディラーへ、受付で1時間程度お待ちくださいと案内され、TVでも見て過ごそうかなと、椅子に座ると昨日のメカニックが来て部品交換終了、あっという間に終わる、ありがとうございました。今夜の宿、清里町のホテルに16時チェックイン。最後のクーポンを頂きレストランで夕食、刺し身サーモンが旨かった。

走行距離:240.8km
宿泊先:ホテル緑清荘

【旅】2023夏の旅 --その6-- [【旅】2023年]

【旅】2023夏の旅 --その6--

 稚内に1週間滞在して、終日好天だったのは礼文島に渡った1日だけだった。奇跡的な天候に恵まれ目的は達し、今日は次のキャンプ地に移動する。自宅を出発して1ヵ月経ったが、トラブルもなく、おかげさまで益々元気に暮らせている。8月初旬には自宅に戻る予定であるが、この先も帰着するまで確定したスケジュールは無い。幸せな時間をありがとうございます、すべてに感謝。

2023年7月5日(水)
 今日は曇り予報であるが、徐々に青空も見え始め、8時半にはアウターも乾いた。9時半完了出発。宗谷岬までは青空のある気持ち良い天候だったが、オホーツク側に入ると海霧により曇り。気温15℃と寒い、猿払村の港でホタテの水揚げを眺め、昼食は「つなぎ処えん」で、ホタテかき揚げ蕎麦@700を頂いた。
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キモマ沼、ポロ沼の周辺を経由して、猿払村道エサヌカ線を走ってクッチャロ湖に向かう。
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今日からの宿泊地はクッチャロ湖畔キャンプ場、久しぶりに汗をかきながらテント設営、湖の方向に傾く夕日を眺めながら過ごす。
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走行距離:115.3km
宿泊先:クッチャロ湖畔キャンプ場(1泊目)

2023年7月6日(木)
 3時前の夜明けと共にカラスの声で起こされる、今日から雨の天気予報。7時からクッチャロ湖畔を散策していると降雨となり、エゾリスも忙しく走り回っていた。
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暫くテント内でTVを見ながら過ごす、宿泊者は殆んど出発したので、9時半頃から「道の駅 はまとんべつ」に行くが何もない、隣のスーパーに行くが何もない。仕方ないのでドライブでもすることにした。隣町の中頓別に向かい、途中で「ウソタンナイ砂金採掘公園」に立ち寄ると、若者が一人、講習を受けながら川の中で砂金堀の最中、採りたての3欠片の砂金を見せてもらう。挑戦してみたいが、雨が心配なので遠慮した。R275で中頓別に行くと、鍾乳洞の看板があり立ち寄る、入り口では野生のタヌキが出迎えてくれた、無料の公園には貸し出し用の傘、熊除けの鈴もあり自由に散策できる、軍艦岩が丘の上に見え「中頓別鍾乳洞第一洞」には入る事が出来た。
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洞窟の入口までは、熊除けの手動サイレンがあり、野生動物が身近な事を感じる。洞窟内は整備されているが、狭く探検気分が盛り上がる。大きな鍾乳石は無いが深い溝が洞内各所に見られた。鍾乳洞としては比較的新しい時代に貝殻の大量堆積により出来た地層が、鍾乳洞となったと説明されていた。ランチは中頓別の「里芋と蜂蜜」でオシャレで美味しい、出汁茶漬けを頂く。
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「道の駅ピンネシリ」に行くとキャンプ場が併設されていたが誰も居ない、敏音知(ピンネシリ)岳703mの登山口でもある。明治時代、砂金堀のゴールドラッシュ時には、この辺りの山中に大勢の男達が入り、金を手にした者は枝幸の町で酒と女を求め豪遊した。と記されていた。このエリアで発見された金塊が、日本最大(768g)で、中頓別の郷土資料館に置いてあるそうなので行って見る。
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r647に左折して山の周囲を一周する様に中頓別に戻る。中頓別を開墾した人は、広島県の大崎上島出身「楢原民之助」だと知る。漁師から砂金堀、その後この地を開墾し農業を始めたそうだ。北緯45度の誰も居ないこの地で、農業への挑戦は想像を超える。

走行距離:103.4km
宿泊先:クッチャロ湖畔キャンプ場(2泊目)

2023年7月7日(金)
 6時から朝風呂に入る、湖から吹く風が心地よい。雲が多いが日差しもあり、天候は回復傾向だ。朝食を済ませて9時過ぎにテントを離れ、浜頓別町の漁港に行って見る。人口3,800人程度の町であるが、漁業関係の若者が多く働いていた。カニ、ホタテの水揚げだろうと思うが、大型の漁船の仕事はおじいだけでは困難だろう。R238をオホーツク沿いに南下、高山の様な木々の生えた神威岬が、行く手を阻む様に立ちはだかる、ここは日高山脈の最北端が海に沈んでいる地点だそうである。北緯45度を下り、枝幸の町のスーパーで買い物を済ませて「う美蔵」https://umikura-shop.jp/help/aboutでランチをしていると、電話がかかって来た、とるとクッチャロ湖の売店です。今どこにいますか?との質問から始まり、案内を間違えていて、テントの移動を至急お願いしたいとの連絡だった。7/8の湖水祭りの準備がある様で、移動をお願いされサイトに戻る。続々と役場関係者が準備に集まり、我が家のテントだけポツンと1軒状態。BP充電を売店にお願いし、案内間違いを恐縮され、何度も謝られ、快く引っ越し作業に取り組む。汗をかきながら、13時半引っ越し完了、西風が強く今度は北向きに建設し、快適な我が家となる。
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お祭り会場の都合で、キャンプサイトが半分になり、夕刻まで徐々に混雑し始める各人の建設作業を眺めながら夕刻まで過ごし、湖に日が沈む、美しい夕景を眺めて日没と共に眠る。
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走行距離:72.3km
宿泊先:クッチャロ湖畔キャンプ場(3泊目)

2023年7月8日(土)
 4時起床、5時半からの朝風呂に入り、今日も心地よい風に吹かれて気分は最高。
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天候晴れ、8時からは祭りの準備が始まった。9時から交通規制が入り、駐車場への入場は許可車両のみとなる。テントの乾きも早く、9時半には撤収しサイトを出発。R238を南下、枝幸、雄武、日の出岬キャンプ場を覗いて、興部の「ダルマヤ」で蕎麦を頂き、JAのおこっぺソフトクリームを食べ、昨年と同じガソリンスタンドで100円洗車。泥と虫を落として久々にサッパリした車になった。沙留漁港でホタテの水揚げを見学してから紋別に向かう。紋別市ガリヤ地区港湾緑地は、港の広場だが1泊500円でキャンプ利用可能、ゴミ処理の協力金のみという設定。車中泊を検討していたが、サイトが広いのでマイホーム建築に至る。快晴21℃であるが、汗をかきながら15時完成。紋太の湯で入浴を済ませてテントで夕食、紋別バイオマス発電に沈む夕日を眺めて眠る。
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走行距離:149.6km
宿泊先:紋別市ガリヤ地区港湾緑地(1泊目)

2023年7月9日(日)
 朝から青空が広がる、オホーツク海からの朝日は既に昇り、朝の涼しい空気を楽しみながら過ごし、9時頃にはテントを出発して、ラベンダー満開の美しいオホーツク公園を散策、そのままコムケキャンプ場まで行って見るが原野が広がるのみ、紋別市に引き返しランチのあるお店を探すが、ほぼ休みにより「すき屋」となる。スーパーで食料を買いテントに戻る、今日は休日なので、周囲はBBQ大会だ。午後から昼寝...少し日差しが暑いが風は心地よい、ラジオから北見市の最高気温が35℃を超えたと報道、ラジオに雷ノイズが多発し始める、少々不安な南の空の積乱雲だった。雨雲レーダーを確認しながら、紋別市に積乱雲の雨が来る、来ない、来る、来ない、と情報がコロコロ変わっていたが、青空を真っ黒な雲が覆い、16時前にテント周りを片付けて車に避難。
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16時から降雨となり、落雷も激しくなり始めると、20m程横に落雷となり、電線が一瞬で燃え尽き30m程の火花が路上に落下、燃えたケーブルからは黒い煙が空を舞う。バックツーザフューチャーの映画のシーンそのモノを目撃した。
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その後数分でダウンバースト状態の暴風雨に変わる、幾つもテントは空に飛ばされ、雹交じりの雨は車の屋根が凹む程に叩き付け、最大瞬間風速は30m/sを超えている。我が家のドームテントも形が変わり吹き飛ぶ寸前だった。小型テントを除き、ファミリー型テントは飛ばされて全滅状態。自然の猛威は凄まじいパワーだ、楽しいファミリーBBQも一瞬で、ずぶ濡れ、家無しの被災者の状態となる。17時には収まり、テントを確認に行くが、横風によりテント内はジャブジャブ、ポータブルTV浸水、変形したテントはメインポールが曲がっていた。すぐには直せそうもなく、とりあえず荷物を車に運ぶ、幸い寝室部には水害は無く、マット、寝袋は無事。テントはそのまま放置し、明日の朝、乾いて撤収する事として、今夜は車中泊。
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18時頃からは到着組のキャンパーがやって来るが、地面が湿っていると言いながら被災地?にテントを建てていた。先程の状況は知る由もない。食材はそのままで、外食(ラーメン山岡)を済ませて20時就寝。この先は車上生活なのか...

走行距離:89.3km
宿泊先:紋別市ガリヤ地区港湾緑地(車中泊)

【旅】2023夏の旅 --その5-- [【旅】2023年]

 今日から具体的な予約スケジュールは無い。とりあえず稚内エリアで天候の状態を確認しながら、礼文島に行きたい日を調整する。その思いだけで具体的な計画は何もない。目指す放浪人らしい幸せな時間である。トラブルなくこの幸せな時間を堪能したい。

2023年6月27日(火)
 3時起床、朝から晴れの空。5時から朝食を済ませて片付けの準備に入るが、まだまだ早い。
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のんびり海を眺めて過ごし「らんまん」を視聴してから本格的な撤収モードに入る。9時終了して9:30には出発した。R232(オロロンライン)を北上し最北の町「稚内」を目指す。
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海と空と道の繋がる美しいドライブコース。初山別(しょさんべつ)村のみさき台公園を見学、無料キャンプ場は少数であるが賑わっていた。
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R232が直角に曲がる遠別町の「味のどん兵衛」で昼食を済ませ、天塩町の鏡沼海浜公園に立ち寄る、キャンプ場は魅力なし。ここから天塩川沿いにr106「萌える天北オロロンルート」を北上、風力発電が直線に並び、道路も果てしなく続く。
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北緯45度を越える頃に、豊富のアイスクリームを食べたくなり海岸線ドライブを離れて、r444で町に向かったが、昨年来た「フェルム」は定休日だった...残念。同時に駐車場に入ったお店経営者らしき方からお辞儀される... 食欲はセイコマートのアイスで抑え、R40バイパスで稚内市内へ入り、道の駅わっかない、稚内森林公園キャンプ場(無料)を覗いて見たが、今宵から暫く雨予報なので、道の駅で車中泊にする事とした。夕刻ノシャップ岬に行くと観光バス団体さんの記念撮影大会が始まり早々に退散、道の駅には全国各地のナンバープレートの車が並ぶ、キャンピングカーから乗用車、軽自動車まで8割は同輩だ。ベッドメイクを済ませ、近隣の居酒屋・米風亭で夕食、わっかない海の駅の温泉を楽しみ21時就寝。
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走行距離:185.3km
宿泊先:道の駅 わっかない

2023年6月28日(水)
4時起床、パラッ程度の雨は降ったが、濡れるような降雨ではなく、青空も見える空。
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日本列島の端々の天気予報は正確ではないのか?そんな思いを持ちながら、24Hの看板があった「すき屋」に朝食に行くが5:00-10:00は閉店になっていた。その他を探すがコンビニ以外に開店しているところは無く、道の駅に戻り、稚内駅構内にある6時開店のCafeでモーニングを頂いた。お店のお兄さんに「天気予報が当たらないね、今日は雨予報だったのに…」というと、ここでは天気予報はあてにならない。との回答だった... 北海道立宗谷ふれあい公園のキャンプ場に行き様子を見てから、今日から1週間のフリーサイトを予約(他のサイトは満室だった)、チェックインは13時からです。と案内され車に戻ると降雨となる。予報よりも天気の変化が遅れていただけか?強くなる雨を避けて宗谷岬に移動する、観光バスも停まり記念撮影大会だ。しかしながら5分もすると雨が追い付いて来て激しい雨となる。今日のテントサイトが少しでも乾いて欲しいが、お天気はどうしようもない。早めのランチを済ませて防水シートを買い求めてから、ノシャップ岬で鹿の親子を観察。小鹿は見た目はカワイイが、鳴き声は「ギューギュー」と可愛さがない。樺太記念館(無料)を見学する、今は戦時下の隣国であるが、日本の領土であった40年間(1905-1945)で森林開発、パルプ工業、炭鉱開発、線路の整備と、発展していた事が紹介されていた。1945年8月9日の唐突な侵攻により大混乱となり、緊急疎開で稚内まで引き上げている、この中に、のちの横綱大鵬が母と引き上げ疎開していた、父はウクライナ人だったので引き上げていない。日本領土の端々には、どこにも悲しい話が語り継がれている。現ロシア敗戦の時期を見極め、北方四島の問題解決に向い打つ手は準備できているだろうか?昨年もこの地でそんな事を想像していた。その時には安部氏も存命だった。https://hdj81v.blog.ss-blog.jp/2022-07-09
 キャンプ場で受付を済ませて、14時から我が家の建設に取り掛かる、小雨が降り始め、大急ぎでアウターテントを掛けると降雨となる。ギリギリセーフのタイミングで完成、直後より激しい雨となり天に感謝。
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地面に湿りはあるが濡れてはいないので、快適な空間で雨降りを眺める。マイホーム建設も回数を重ねると短時間で出来るようになるものだ。しかしながら急いだために方向調整が出来なかった、隣のサイト側を向いている、天候が回復したらやり直そう。早めの夕食を済ませ、シャワーを浴びて就寝。

走行距離:130.3km
宿泊先:北海道立宗谷ふれあい公園(1泊目)

2023年6月29日(木)
 3時に小鹿の鳴き声で目覚める。NHKラジオの美空ひばり特集と小鳥、カッコー、カラスの声で、霧と曇り空の朝をテント内から眺めながら過ごす。
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買物を済ませ昼食をテントで済ませていると、本格的な降雨となった。その後終日雨が続き、テント内で過ごす、風も少し上がるがマイホーム内では快適に過ごせている。16時から夕食、シャワーを浴びて日暮れと共にテントをクローズして眠る。

走行距離:17.2km
宿泊先:北海道立宗谷ふれあい公園(2泊目)

2023年6月30日(金)
 2時半、風がテントを揺らし目覚める、今日は最低気温12℃、最高気温15℃と寒い。テント内で寝袋に入っていると快適ではあるが、半袖の夏服では、外に出ると強風と雨により寒さは倍増する、宗谷地方は強風注意報が出ているので、今日はドライブをすることに決めた。5時から軽食、8:30から市内に出てマックで朝食を済ませてr106を南下、サロベツ原野方面に移動した、雨は止んだが東からの風は吹き続けている、利尻富士も雲の中。抜海駅に立ち寄り、抜海集落で直角に左折するオロロンラインを過ぎ「こうほねの家」に立ち寄るが、沼・海・曇天以外に何もない。
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兜沼経由で原野の直線道路を、野生動物の飛び出しを心配しながら30km/hでノロノロ運転。
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そのまま27日に立ち寄るも定休日だった、豊富町の「フェルム」に行く。今日は寒いが、目的であったソフトクリームを食し満足。サロベツ原生花園に立ち寄るが、今年はエゾカンゾウは木道周辺には無く、ショウブとカキツバタが点々と咲いていた。泥炭を掘り返した跡地が、元の自然の姿に戻るには、世紀単位の時間がかかる事なのだと感じながら後にした。
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抜海岩陰遺跡という看板を見つけて立ち寄るが草が生い茂り近づけない、説明看板によると土器などが出土していた、こんな寒い所でどうやって冬を過ごしたのだろうか?どんな衣類を纏い、何を食べ、暖は何を燃料にして、一冬にどのくらい備蓄していたのだろう。想像はしてみるが、体験はしたくない。今でも冬になると、抜海港にはゴマフアザラシが多数越冬するらしいので、捕獲していたのだろうか?
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海岸線のオロロンラインを北上し稚内市内に帰る。遅めの昼食にラーメン@500(うえんない食堂)、想定外に寒いので長袖の衣類を購入しテントに戻った。北海道立宗谷ふれあい公園のキャンプ場は、手頃な価格で滞在する事ができて、更に65歳以上になると一人500円の入場料無料となる、そうなると1サイト1泊500円で施設が利用できる。(我が家は現在:1泊1500円)2カ月滞在しても3万円なので、エアコンの電力料金より安く、涼しい空気の中で生活できることが魅力なのだろう、全国各地から先輩方が長期滞在をしている。午後からは本降りの雨と強風、洗濯を済ませて、バサバサと揺れるテント内でジンギスカン鍋を食し、明るいうちから眠る。

走行距離:126.9km
宿泊先:北海道立宗谷ふれあい公園(3泊目)

2023年7月1日(土)
 昨夜から雨風が強く、バサバサと揺れるテント内で3時起床、NHKラジオを聞いて過ごす。雨天3日目になるとすることが無くなり、食事が一番の楽しみになる。ショッピングセンターの開店に合わせて、衣類、100均、Beerを購入し、昼食は「む蔵」でチャーメンとかつ重を頂いた。お腹いっぱいになり、雨上がりの声問村周辺を車で見て歩いた、「稚内市大沼野鳥観察館」は沼を望むのみ、整備された観察館には、暖炉で薪が暖かく燃えていた。「北の桜守パーク」には映画撮影セットの施設があり、想像以上に整備され驚く。https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/midokoro/spot/sakuramori.html
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その後は、テント内でゴロゴロとラジオを聴きながら過ごす。夕刻より青空が広がり、稚内に来て初めての晴れとなった、しかしながら暫くは曇天の予報が続く。簡単な夕食を済ませて日没と共に寝る。

走行距離:30.7km
宿泊先:北海道立宗谷ふれあい公園(4泊目)

2023年7月2日(日)
 2時半起床、空一面に低い雲が覆っていた、稚内の町灯りが雲を照らし、薄明るいキャンプサイトだった。暫くラジオを聴きながら起きていたが、寒いので寝袋の中で過ごすと、そのまま眠ってしまい。6時に再び起床。朝食を済ませ、今日は次の宿泊先となる浜頓別町に行って見る。
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昨年同様に、クッチャロ湖には湖しかなく、静かなキャンプ場(大人@400)だった。青空も少しあったが終日曇天、日が当たると、車内では暑さを感じて、7月の季節を実感する。セイコーマートで食材を買い、昼食を済ませてから、広い園内を散策すると夕刻となる、BP充電、シャワーを浴びて夕食。
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明日は曇り予報であるが、礼文島に行くと決め、冷たい空気が漂い始めて来たので日没前から眠りに就く。照明器具が不要な生活が続く。

走行距離:179.2km
宿泊先:北海道立宗谷ふれあい公園(5泊目)

2023年7月3日(月)
4時起床、天候調査を始める、道北宗谷地方は終日曇り予測。少々迷いながら大急ぎで準備して6:30発の礼文島行きのフェリーを目指す、往復チケットを購入し乗船すると直後に出港した。想定外に団体観光旅行が多く、座る場所がない状態だったが、通路脇に座りとりあえず落ち着き、礼文島8:25着まで写真も撮らずそのままでいた。41年前と同じ曇り空で、移動中は何の風景も見えている様子は無かったが、港に到着すると、利尻富士の雲が切れ始め山頂がのぞいた。急いでいたので飲食物を何も持っていない、フェリーを降りても売店は無かった。レンタサイクルにするか?バイクか?様子を覗っていると、フェリーの出港に向けて数名の民宿関係者が大声で歌い出した。41年前に礼文を離れる時の見送り大合唱を思い出す、あの時は曇天と雨で何も見えず、野宿で疲労困憊したまま宿に着き、色々と接待されるも寝落ちした。帰りのフェリーの見送りに感動し、絶対又来る。と心に誓っていたが、こんなに年月が過ぎてしまった。港からは利尻富士がドーンと見えて迫力がある。そして今日は、路線バス1Dayパス2000円を選択し、観光案内所に行き売店の有無を聞くと、セイコーマートは歩くと30分掛かると教えてくれた...が漁協の売店が9時から開店すると教えてくれた「あ、もう開いてる..」徒歩5分の距離らしい。9:25発の路線バスのバス停情報はスマホには無く、とりあえず速足で往復して、おにぎり+パンを買いフェリーターミナルバス停に戻った。バスに乗り1Dayパスを求めると釣銭が難しそうで、後回しにされ出発。次のバス停に泊まると、さっき来た漁協売店の前だった。行き当たりばったりの旅は無駄が多い... 目的地のスコトン岬まで1時間弱、海岸線を走り到着すると、団体観光旅行で賑わっていた。
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バスガイドが海中にアザラシがいます。と教えてくれていたが、400mmで撮って拡大してもウキにしか見えない。暫くトド島の風景を眺め、朝食代わりにおにぎりを食べていると、北の空から青空が急拡大。岬の先端部のみ素晴らしい青が望めた。
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今日は歩く覚悟なので、ここから車道を引き返し、トド島展望台、ゴロタ岬と続く岬めぐりコースを辿る。ここからは誰も居ないが、数名が同じコースを辿っているようで遠くに見えて安心、空は快晴となり、海、空の青さが映える。見たかった礼文の光景を二人で楽しんだ。
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遠くに見える海岸線は美しいが、海に近づくと日本全国同様に、漂流物のゴミだらけである。残念ながら現実は事実、このままでは人類の生存もそう長くはないのでは?そんな思いをしながら美しい青を眺める。
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 海岸のゴミを分類し、自然界にあってはならないゴミを指定して買取法をつくる。(海岸ゴミの税金による買取法:100㎏=1万円、回収管理は漁業認定者、一般人は100kg=5千円で業業関係者に引き渡し可能。ゴミ回収の漁期限定)漁師が魚を捕らなくても、ゴミ回収で糧を得る事も出来るのではないか?一般人も海岸ゴミを回収すれば副収入にもなる。ボランティアのレベルでは、もうどうにもできない事態まで来ている様に思う、自然の美しさを感じる中で、そんな考えを持ちながら、最後の峠を登り、澄海岬に到達し、飲物を手に入れる事が出来た。少し休憩後、今日中に稚内のテントサイトに戻る為には、16:05発の病院前始発のバスに乗車する必要があり、残り4.5kmなので、1時間あれば大丈夫だと思いながら14:30に歩き始めた。しかしながら車道は何故か長く感じる、1kmの移動が岡山市内の2km程度に感じる。直線道路だから見通しが利くのでそう思うのか?気のせいか?休憩なしで病院前バス停に着くと15:45だった。フェリーターミナルに到着すると16:50、そのまま乗船口に直行して乗り込むと17:10の定刻にフェリーは出港した、今日は全てがギリギリのスケジュールだった。
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復路の海は穏やかで利尻富士を眺め、北海道側を眺めると薄っぺらい陸地だと実感、豊富町辺りは陸地に見えない。稚内港に戻り、外食(寿司)を済ませ、20時テント着、大沼から満月が昇って来た。

走行距離:22.6km+3万歩
宿泊先:北海道立宗谷ふれあい公園(6泊目)

2023年7月4日(火)
 ポツポツとテントを叩く雨音で2時半頃に目覚めた、今日は明日からの移動に向けて準備をする。しばらくはオホーツク海沿岸のローカルエリアなので、損傷したコットやイスの修理、給油、食材の購入を目的に稚内市内のスーパー(SAIJYO)、ホームセンター(DCM)、ガソリンスタンド(モダ)、ドラッグストア(サツドラ)、コンビニ(セイコーマート)を巡り、12時半にテントサイトに戻る。昼食を済ませてからは、贅沢な昼寝をした。終日曇り時々雨の状態が続くが、気温16℃程度で寝袋にもぐると気持ち良い気候である。目覚めると15時、シャワーを浴びて夕食を済ませ19時には再び寝袋に... 日ハムvsソフトバンクの中継を聴きながら眠る。

走行距離:22.1km
宿泊先:北海道立宗谷ふれあい公園(7泊目)

【旅】2023夏の旅 --その4-- [【旅】2023年]

2023年6月19日(月)
 4時起床、青空の朝。バッテリー残量が10%台となり、心細いが今日は太陽光充電が十分に出来そうである。がしかし貯める為には使えないので、冷蔵庫は常温のままだ。今日から二人キャンプ旅となる。9時から温泉に浸かり、10時にはテントを離れて、洗車、給油、100均買物、ランチを済ませると12時半だった。千歳空港までは近いと思っていたが、想定外に時間がかかり13時半に空港駐車場到着。3番到着口に着くと13:46、岡山からの航空便は13:43到着予定となっていた。奇跡的に素晴らしいタイムスケジュール。合流してそのままテントに戻り、温泉に浸かると夕刻となる。今日は2週間分の会話を済ませて、温泉レストランで夕食、夕闇と共に眠る。気温15℃、明日朝は10℃の予想。
奥歯の痛みは忘れるほどになくなった。野菜サラダを含めて硬い物の食べ過ぎに注意である。
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走行距離:42.0km
宿泊先:えにわ温泉ほのか ほのキャンプ場(2泊目)

2023年6月20日(火)
 3時半起床、先程まで若者キャンパーがワイワイ盛り上がっていたが、静かになった。外に出ると1張りテントが増えていたので、眠った後に到着して設営、宴会をしたのだろう。空は既に明るく東は赤く染まっている。パンで朝食を済ませ6時半に出発、r117を東に向かい、恵庭渓谷を経由して、支笏湖畔のポロピナイ園地に7:20到着、正面に風不死岳(ふっぷしだけ)を望む園地には、既に大勢の釣り人が集い、ヒメマスを釣り終えて売買をしている様子ある、レンタルボードも岸辺に置いてあった。
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昨年は湖の反対側を眺めただけだったので、今年の印象はかなり違って見えた。
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支笏湖ビジターセンターを見学すると恵庭岳には、札幌オリンピックのスキー競技会場があったと記されていて、終わってから植林を済ませて自然に戻す作業をしているが、現在でも冬場になるとコース跡が見えてくるような状況らしい。半世紀では自然は元通りにならないそうだ。
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r16を通り千歳市に戻り、早めのランチを済ませて「道と川の駅 花ロードえにわ」に立ち寄る、RVパークもあり、整備された広場には花々が咲いていた。北広島市の観光パンフレットがあったので、ここに行くと広島弁の北海道の人がおるんかのぉ~と思い行って見る。「旧島松駅逓所」という観光施設@200は、中山九蔵さんという方のお家だった。誰も居ない観光施設であったが、道路に停まる車が不自然に多い不思議な施設だと思っていたが、道路の対面には人気のソバ屋があり、本日定休日の対応に、施設係員は何度も尋ねられ対応していた。九蔵さんは、北海道で初めて米作りをした人だと紹介されていた。明治天皇ご一行も宿泊、クラークさんもアメリカに帰国の際、ここに立ち寄り、Boys be ambitiousの名言を残した。この言葉には続きがあり「青年よ大志を抱け!金の為または利己的栄達の為にでもなく、ましてや人よんで名誉と称する空しきものの為にでもない。知識に対して、正義に対して、かつ国民の向上の為に大志を抱け、人としてまさにかくあらねばならぬ全ての事を達成せんとするために大志を抱け」だそうだ。たった8ヶ月の日本滞在で、現在もなお日本人に記憶されるクラークさんは、多くの日本人に、人としての教えを残したのだろう。
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明治期のこの地は、原野の中に切り開かれた、唯一の宿泊や休憩の出来る建築物だったのだろう。この地には広島弁を使う人は既におらず、広島からやって来た開拓者和田さんの名前の和田村とせよ、と政府から言われたらしいが固辞し、広島の皆で開拓したので「広島村」と名付けたそうだ。この流れで現在の北広島市の地名に続く。和田さんグループは九蔵さんの米作りの収穫量を上げ、北海道の米作りの原動力だった。
 エスコンフィールドに行って見た、新しい施設は気持ち良い、施設内の見学は無料で多数の見学者がいた。
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 スーパーで買い物を済ませてキャンプサイトに戻り、温泉に浸かると夕刻になる。既に6回ほど利用した「えにわ温泉ほのか」は、名前も見た目も大衆浴場施設で、カルキ臭のする大浴場の佇まいであるが、来場者は午前中から途絶えることは無い。第一印象は原油の様な色の浴槽に驚く、お湯は無臭でトロリ感があり気持ち良い、カルキ臭など全くなく、950円と少々お値段はするがリピーターも多いのだろう。https://www.yudokoro-honoka.jp/eniwa/
昨夜のキャンパーは皆帰り、今夜は別のソロキャンパーが準備していた。テント内で夕食を済ませ、サッカー観戦をしながら眠る。

走行距離:122.7km
宿泊先:えにわ温泉ほのか ほのキャンプ場(3泊目)

2023年6月21日(水) ---夏至(恵庭市:日の出3:55 日の入り19:16)---
 3時半起床、今日も快晴の空だ。テント撤収にはありがたく風もなく、1時間ほどで完了、感謝。最後の入浴を済ませて、10時半から旭川を目指して出発する。r46で北広島市を通過し、r1080で南幌町経由、R234で岩見沢市に出てからカフェ「ピーノ」でパスタランチ、素晴らしく美味しく、この食事でワインを頂きたいと思えるサラダやパスタだった。道の駅三笠で休憩、近くの炭鉱跡に立ち寄るもゴーストタウン...
 R12に戻り美唄から滝川市まで29.2kmの日本一長い直線道路を55km/hで延々と走る。何故か大型トラックも低速だった。広い田園地帯は、畑と水田が入り混じっている。昨年見学した神居古潭を通過して旭川市に入る、16時前にはホテル到着。溜まった洗濯とゴミの整理、バッテリー充電を済ませると18時半となり、頂いた8000クーポンで「居酒屋 獅子豆」にて夕食。部屋中に干した洗濯物部屋で眠る。

走行距離:160.8km
宿泊先:ホテル クレッセント旭川(1泊目)

2023年6月22日(木)
 旭川は朝から青空が広がり、街と大雪山を眺められる「嵐山展望台」に行って見たが、遠景の山は水蒸気に霞んで望む。
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今回で2度目の旭山動物園に行く、動物を近くで見る事が出来る工夫は興味深い、又見ている側の存在を極力減らし、動物へのストレスを抑えた展示建屋も特徴だ。しかしながら、「喪中」と表記された展示施設が目立つ。気温29℃あり水の中以外の動物は暑さに耐えていた。
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平日でも多くの入園者があり、人気の動物園である。動物園の駐車場は官民共に500円なのだが、なぜか「旭山コナール https://asahiyamaconall.com/」という西口正面のカフェは無料だった。ありがたく利用し、帰りに立ち寄るべきであると思っていたが、空腹に耐えかねて通過、特一番というラーメン屋さんに直行した。「男山 酒造り資料舘」、「壺屋 き花の杜」を見学しホテルに戻ると16時半。終日観光に疲れて休息。近くの「串鳥」で夕食。旭川駅まで散策するイオンやホテルが多数出来ていた。

走行距離:47.2km
宿泊先:ホテル クレッセント旭川(2泊目)

2023年6月23日(金)
 4時起床、朝日は届いていたが、徐々に雲が広がった。「らんまん」を視聴してからホテルを出発。r98で石狩沼田に出る、何気なくJR駅に立ち寄ると、今年3月末でこの駅が終着駅となっていた。
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この先日本海側の留萌まで線路は通じているが、廃線になっていた。「すずらん」ロケ地である恵比島駅(明日萌駅)に行って見る。全てがロケセットの様な佇まいだった。残念ながらホームには鉄柵が造られ、廃線になった事をリアルに感じる。
https://www.town.numata.hokkaido.jp/section/sangyou/ujj7s30000001lu0.html
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無料の深川留萌自動車道路は昨年走ったので、R233で留萌市に向かい「蛇の目寿司」で少し贅沢なランチを頂いた。https://rumoi-jyanome.com/
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 R239で海岸線を北上し、今日のキャンプ地、苫前町に向かう。途中で「道の駅 おびら鰊番屋」で休憩、資料室も併設されており、鰊の番屋は礼文島まで各地にあったことを知る。小規模な鰊の群来は、現在でもたまにあるそうで、昨年この地で撮影された映像が流れていた。浜辺に産卵する多数の鰊が海を白くしながら群れ成している映像は初めて見た。
予約済のキャンプ場に到着すると、受付の気さくなおじさん(見た目先輩)から名前で呼びかけられ驚く、車のナンバーから判ったのだろうと思うが、施設利用方法、ごみ処理の説明をして頂いた先輩の接客に脱帽。4回目の我が家建設は15時前に完了し、くつろぐ。夕食時にはキタキツネによる各サイトのパトロールが始まった。
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海の向こうには天売島、焼尻島が見え、遠くに霞んで利尻島も見えた。
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走行距離:139.1km
宿泊先:とままえ夕陽ヶ丘オートキャンプ場(1泊目)

2023年6月24日(土)
 3時起床、明るくなるとカラスの声がうるさい。残飯でもあさりに来ているのだろう、キタキツネもビニール袋を加えて逃走していた。我が家には残飯は無く、一安心であるが野生の食欲(食べ物の恨み)は恐ろしいので気を付けなければならない。薄曇りの空に日が昇り、雨の心配はないが今日から徐々に電力不足になるのかな?と思いながら朝食を済ませ、漁港を散策した。得意ではない臭いで船着き場には近寄れず、何が水揚げされているのか不明。
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 ホワイトビーチという南国風の名前の付いた海岸を経由してキャンプサイトに戻る。昨日からの宿泊組は1組を残して撤収状況、土曜日であるが今夜も寂しいサイトかなと想像しながら、苫前町内のスーパーマーケットに出かける、町内ではあるが、水田と畑の中を走り片道10km程度、さすがに徒歩圏内ではない。食材を買いサイトに戻ると快晴となった、続々とキャンパーが申し込み手続きを始めており、今日は賑やかな模様。
苫前町郷土資料館に行って見る。
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 大正4年12月に発生した「三毛別ヒグマ事件」について紹介されていた。父子が殺害され、翌日母も遺体で発見、その夜の通夜にも熊に襲撃され、その後、近隣の家も襲撃し4名死亡、3名重傷、その後も毎日現れて食物を奪っており、4日後に山本兵吉によって射殺されたそうだ。
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射殺後に天候が急変し大暴風雪となった事で、以降「熊嵐」と呼ばれている。穴持たず熊(冬になっても冬眠する場所を確保していない熊)は危険なのだそうである。野生の食欲には気を付けよう。テントで昼食、ゴロゴロと昼寝を楽しんで、込み合うサイトから想像して混雑を避け17時半から「とままえ温泉ふわっと」で入浴を済ませて、そのままレストランで夕食とした。19時半焼尻島に沈む夕日を眺めてから眠る。
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走行距離:32.3km
宿泊先:とままえ夕陽ヶ丘オートキャンプ場(2泊目)

2023年6月25日(日)
 2時半起床するが、2度寝体制に入り4時半起床。8割ほど埋まっているキャンプサイトでは、野生動物も警戒し出てこない。人が集うと安心感はあり、人間は集団生活を基本とする事を実感する。朝から快晴、片付け始めたご近所さんの中で、のんびりと気持ち良い朝の時間を楽しむ。こんな幸せな時間はないと思いながら、明日以降の行動スケジュールを検討。
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 しばらくは道北に滞在し、涼しい空気の中で生活をしたいが、27日の夜から雨の予測。とりあえず隣町の羽幌町に行って見た、道の駅の隣にはバラ園があり満開、しかも無料で暫く鑑賞した、北海道海鳥センターも隣接してあり海鳥の現状が紹介されてる。
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フェリー乗り場に行くと焼尻、天売島の情報があり更に興味を持つ。パンフレットをみると山中に炭鉱跡があり行って見る、r356で築別炭砿、幌別本坑跡地は草むらに崩れかけた建築物、学校校舎があるだけで、寂しい風情。どこも崩落の危険により立ち入り禁止、野生動物の住処でもありr747で早々に退散。羽幌まで戻り、おろろん食堂でえびラーメンランチ、買い物を済ませてテントサイトに戻る。午後から昼寝、天候が良いので、もう1泊滞在する事を決めて、明日は天売島に行くことを決意した。早めの夕食、入浴を済ませてテントに戻るとカラスに荒らされ、マヨネーズと豆菓子をやられる。気の緩みだと反省、日没と共に眠る。

走行距離:74.3km
宿泊先:とままえ夕陽ヶ丘オートキャンプ場(3泊目)

2023年6月26日(月)
 4時半起床、朝日が眩しい。朝食時にはキツネがテントを覗きにやって来た、留守中にやられそうなので、怒鳴り追い返す。
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セイコマートでおにぎりを買って、羽幌発8:30のフェリーで天売島に向かう。焼尻島経由で10:20到着。
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 島1周12kmなので徒歩でも不可能な距離ではないが、港の目前にある「おろろんレンタル」に行くと、気さくなおばちゃんが対応してくれたので、電動アシスト自転車を2台借りる。新型2000円、ママチャリ1600円。坂道もドンドン登れて快適だった。
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暫く走り民家が無くなると、道路一杯にウミネコの親子が占拠していた、ヒナの死骸もあり少々驚く。よく見ると道路脇の海岸線一杯にウミネコが子育て中だ。海鳥がいるとは聞いていたが、想像を超える量にドキドキが止まらない。海岸はフンで真っ白く異次元である。
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道路には死骸も多く、鳥が突いて食している。赤岩展望台からは美しい海と岩の上にいるケイマフリが見られた。
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遠くに利尻富士が雲を纏っている。暫く美しい景色に見惚れるが風が強く退散。
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更に登り千鳥ケ浦園地から海鳥観察舎から眺める。
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断崖絶壁は海鳥たちのタワマンだ。観音崎展望台からも断崖と鳥たちの生活が眺められる。ここからは下り坂で、人間の生活圏に一気に入り「海の宇宙館」に立ち寄ると、寺沢さんがいた。https://terra-images.jp/profile/
以前、福岡天神のギャラリートークショー開催時にお会いして、会社を退職したら私も天売島に行きます、と話して別れて以来の再会でした。会えないと思っていたので手ぶらで来てしまい恐縮。8月開催のS社銀座ギャラリーの案内を、海鳥のガイドをしながらされていた。レンタサイクルは2時間までの基本料金なので、30分延長して13時返却、往路α7M4+200600のレンズをつけたおじさん(原付レンタル)と、島巡りが同スケジュールとなり、港で少し話す、千葉から年中1ヵ月程度の車中泊の旅(病院通いが必要な為)をしていて、先週まで礼文島で1週間、星の撮影で車中泊をしていたそうだ。キャノンからαに変えた事や、たまに奥さんは2泊3日程度で現地やって来て、温泉で同泊、自宅に帰っていく事など話した。今日は友人と合流してゲストトハウスに泊まるのだそうだ。我が家はテント泊なので日帰りだと話して、寺沢さんの「海の宇宙館」を紹介して別れるも、フェリー到着時に再会、ご挨拶して再度別れた。15:50発のフェリーまで港を散策するがなにもない。17:40羽幌に戻り、スーパーでお弁当、総菜を買ってテントに戻る。野生に荒らされていなくて一安心。「とままえ温泉ふわっと」で入浴を済ませて日没と共に眠る。

走行距離:17.3km
宿泊先:とままえ夕陽ヶ丘オートキャンプ場(4泊目)

【旅】2023夏の旅 --その3-- [【旅】2023年]

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 2023年夏の北海道に到着した。昨夜は車内ではなく部屋飲みで安心して酔う。5時半起床、函館の朝は曇り空であるが少し明るい。今日から2023年夏の北海道の旅が始まる。五稜郭に近い宿所だったので、8時まで散策し「らんまん」を視聴してから、宿を出る。今日からはキャンプを中心に北海道の夏を楽しむ為、とりあえずホームセンターに向かいイワタニのコンロとフライパンを購入し燃料を満タンにして、R227で日本海側に向かう。

2023年6月14日(水)
 函館の空は青空が広がり始めるが、山中は雲の中である。中山峠を越え厚沢部町(あっさぶちょう)に入ると、メークイン発祥の地だと看板があり、道の駅に寄ってみるがこの季節にジャガイモは無かった。ソフトクリームで昼食、海岸線に出てR229を北上、乙部町に入ると、水平な地層の「館の岬」で国道は通行止めとなっていた。
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山中を大きく迂回して、2km程度北のR229に再び出る。「元和台 海浜公園」で海岸を眺めると、下には海のプールが整備されていた、どのくらいの期間プールなのか?不思議であるが、岸壁を登る通路は避難路として整備されたモノだろう、夏草が生い茂る。
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しばらく奇岩の目立つ海岸線、日本海は波もなく海岸に建つ家々の生活が優雅に思える。R229は海岸線を離れ、再び海岸線に出ると、今日の目的地「せたな町」に到着した。
大きな風力発電の施設が目立つので、数が強いエリアなのだろうと思うが、今日は風もなく気持ちの良い天候だ。昨日、予約の電話をしたが、予約は不要ですと断られ、16時までにお越しくださいとのこと、15時に到着すると、キャンプ場は大勢で草刈り真っ只中、私の為に刈ってくれたの?と思える広いエリアには、私以外テント泊は居なかった。
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我が家2回目の建設に一人で手こずる中、草刈のおじいが興味深く、話しかけて来る。ここは風が強いのですか?と聞くと今日は珍しくおとなしいとの回答だった、遠くからご苦労さん、と労いの言葉を頂き、ありがたい。1時間程度で完成し、夕刻より素晴らしい景色の中で、貸切りキャンプ場を満喫、Beer、日本酒、Wineを頂きご機嫌で夕景を眺める。こんな理想的な場面は絵本の世界である。しかしまだ奥歯は痛む。よってやわらかいスパ、玉子焼き、カップ麺で夕食とした、日没と共に眠る。
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走行距離:172.4km
宿泊先:せたな青少年旅行村キャンプ場

2023年6月15日(木)
 夜間より風が強くなり、テントがバサバサと音を立てている。今日は移動することは無いので、のんびりと一人キャンプを楽しむが、10m/s程度の北風は収まる様子はない。昨日は反対側からそよそよと吹いていたので、そのつもりで建設した我が家は、入り口側からの東風にさらされる。
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気温15℃、最高気温21℃らしく気持ちの良い天気ではあるが、見晴らしの良いサイトは仕方ない。テントアウターが乾く頃には青空も徐々に広がり、太陽光パネルも元気に発電。鳥の声と風の音しかない贅沢な広い空間は、管理されたキャンプ場ならではのものだろう、山中の無料キャンプ場に宿泊する勇気はない。熊に襲われ話題のニュースになるだけだろう、札幌市西区と小樽市にはクマ出没注意報が出ている。昼前に外出、奇岩の続く海岸線をパトロール、三本杉という岩にはウミネコが子育て中で賑やかだ。
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漁港の向こうには奥尻島が薄っすらと望める。
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「せたな公営温泉浴場やすらぎ館」@410で入浴、近くには「荻野ぎん(のちに吟子)さん」という女性の像があり、1851年埼玉県生まれ日本初の女性開業医さんだと紹介されていた。自身の病気療養時の差恥屈辱感から始まり、35歳で医術開業試験に合格、この地で開業し風俗改善に努めた方だそうである。明治期のこの地は、どう見ても漁業以外の暮らしは想像が出来ないが、男尊女卑の社会しかなかっただろう。セイコマートで買い物を済ませて、テントサイトでランチ、昼寝をしていたら夕刻になった。今日も美しい夕景を眺めて1日が終わる。
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走行距離:18.5km
宿泊先:せたな青少年旅行村キャンプ場

2023年6月16日(金)
 朝から東風が収まらないが、天気予報では10時から風向が西風に変わるらしい。テント撤収はこの風の変わるタイミングを逃したくないので、アウターの乾きと芝生面の乾き具合を見ながら、徐々に撤収を始める。この地では、年間平均風速7.9m/sの東風と西風が吹くらしい、北と南風は殆んど吹かないと風力発電所の案内板に記してあった。知れば生活レベルも向上し、知恵も使うものだ。思った通り無風状態の中で10時半撤収完了。おかげで久しぶりに汗が流れた。R229を海岸線沿いに北上、日本海追分ソーランラインと名前が付いている道路は、岩とトンネルと海の景色が続く。「道の駅よってけ!島牧」という単純な名前なのか?意味があるのか?不明であるが立ち寄る。平目フライカレーでランチを済ませ、近隣の情報を探し宮内温泉@500で入浴、鉄サビ色の浴槽には誰も居ない貸切状態。露天風呂にも入るが、クマでも出そうな感じの山が迫り、早々に退散。ぬるめの浴槽でのんびりした。帰りに声をかけるが誰も居ない...のどかな温泉旅館だった。弁慶岬灯台からR229は一旦南下する。
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 寿都町の「道の駅みなとま~れ寿都」は鰊の漁獲で沸いた港町だった。最盛期には鰊が海岸に押し寄せて、白子で真っ白な海に棒を立てても倒れない状態だったらしい。湾をUの字に曲がりR229で岩内町に到着した。ニセコアンヌプリの日本海側に当たる地域なので、冬は雪が多いのだろう、山には残雪も見える。これ以上進むと積丹半島の漁村エリアなので、今夜は「道の駅いわない」で滞在する事とした。夕刻まで町内を散策し17時開店を待って「さくら亭」という居酒屋に行く。満席で1つだけカウンター席が空いているというが、まだ誰も居ない。刺し盛がお勧めだというので注文したが、ハマチ、タイの入荷が遅れて、サーモン、つぶ貝、エビだけ食し、店を出るまでには魚屋さんから届かなかった。よって刺し盛の代金は半額にして頂いた。大きめの切身だったので、私にとっては都合がよかった...
玉子焼きを注文するが、北海道では、現在たまご6個で360円するが、いつも品切れで買えない。なので作れないと断られた。店を出る頃には仕事帰りの花金グループがドンドン集まって来た。この店にはアクリル板の仕切りと、ビニールの仕切りが厳重に設置され少し違和感を感じたが、概ね北海道ではまだ撤収はしていないようである。まだ明るいが寝床を準備して、19時半に寝る。

走行距離:123.5km
宿泊先:道の駅 いわない

2023年6月17日(土)
 4時には日が昇り起床、今日は良い天気だと思いながら積丹半島に向かうが、徐々に海は白波が立ち、風が強くなる。積丹ブルーを見るどころではなく、車外へ出たくない状況である。神威岬の入口は朝8時開門の為ゲートが閉められていたので、島武意海岸 展望台に行く、少し眺めて退散。しかもまだ朝6時過ぎなので、余市の町中を観光する事にして、半島は通過した。セイコマートで、朝食と休憩で1時間半を車内で過ごし、道の駅スペース・アップルよいちには9時過ぎに到着した。観光バスも数台泊まり、今から観光が始まりそうな感じである。道の駅には観光情報は無く、ニッカウヰスキー 余市蒸溜所の前を通過し、JR余市駅まで散歩をすると、観光センターがあり市内の情報も多数あった。残念であるが、ニッカウヰスキー 余市蒸溜所は、完全予約制となっており、予約の無い人は塀の外。
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観光センター2Fには、余市出身の多数のスキージャンプ選手の功績が展示してあった。
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町内にジャンプ台があると表示してあったので、行って見ると高校の裏山がジャンプ台だった、子供の頃から身近な競技なのだろう。
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余市水産博物館、旧下ヨイチ運上家、旧ヨイチ福原漁場、フゴッペ洞窟の共通入場券を購入したので回って見る。明治以前から昭和初期まで、鰊の浜上げから処理まで、大勢の人力で行っていた事を紹介してあった。昭和8年からは極端に鰊の漁獲量が減り終焉している。「最後の群来(くき)」は昭和29年3月28日の夜から29日朝に突然あったそうである、沖合より海の色が白くなりながら、浜に押し寄せたそうだ。それ以降は現在までに見られることは無い。鰊がいなくなった理由は、人の乱獲なのか気候変動なのか?定かではない様であるが、ある日突然に、今までの常識外の事態が発生する事は常に覚悟するべきなのだろう。運上家の船主の部屋で、マネキン親父が粋な表情で酒を飲む姿がリアルで興味深い。
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最後に、フゴッペ洞窟に行って見た。1世紀頃に書かれた壁画が、ガラス越しに見学できる施設である。人物や動物の様なものが描かれているそうであるが、私には違って見えた。子供の頃に見た、ウルトラセブンに登場する怪獣のシルエットそのものだ。
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2000年ほど前、この地にいた人が、驚く様な体験をした事を、どうしても知らせたくてここに記したものだろう。恐らく地球外生命体が地上に降り、人類と交流しながら文明を加速した事柄を記したものだろう。近くにはストーンサークルの様なものが丘の上にある。
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そう納得して道の駅に戻り、「たけや」というお食事処で、平目フライ定食を頂き、明るいうちから眠る。

走行距離:142.6km
宿泊先:道の駅スペース・アップルよいち 

2023年6月18日(日)
 4時半に目覚めると、朝日が眩しい。車外には雪の様にふわふわと綿毛が舞っていた。
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幻想的な光景に見惚れるが、ドアを開ける度に車の中まで入って来る厄介者である。昨年の札幌市で経験したポプラの種子だ。https://hdj81v.blog.ss-blog.jp/2022-07-02
快晴の空なので、積丹半島に50km引き返す。5時半には島武意海岸(しまむいかいがん)に到着、灯台まで歩くとオオカミがいた。
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近寄ると目が光り様々な声を発して、時々日本語も交じる。知らないで行くと少々驚くこのオオカミは、熊除けに開発された装置だそうである。ここの名物になる日も近い。遠くに小樽行きの日本海フェリーが見えた。
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神威岬に行くと7時なのにゲートが開いていた。女人禁制の神威岬、今では歩道も出来て、崖から転落することはない。美しい積丹ブルーを一人堪能。
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それでもまだ8時半、北海道の朝は長く気持ちよい。余市まで引き返し、札幌市琴似駅近くの「札幌らっきょ」でスープカレーを昼食に頂く、ストア札幌に立ち寄る、大通りの週末は様々なイベントで賑わっていた。小雨も降り出し今日の宿営地に向かう。ここは温泉施設の庭の様な場所で、風呂は入り放題、レストランもあり快適だ。

走行距離:198.6km
宿泊先:えにわ温泉ほのか ほのキャンプ場 

【旅】2023夏の旅 --その2-- [【旅】2023年]

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 時間を戻る事はできないが、40年前の青春期を共に過ごし、体力任せで何でもできる自信があった頃、ただそれだけで無謀な旅をした事を思い出す。
 1985年、もっと無謀な旅を続けたいと思いながらも時間切れとなり、お互い社会人へ、そして還暦となる。青森まで押し掛けてしまったが楽しいひとときを過ごした。歌われている歌詞と意味は違うが「あなかが わたしの 青春そのもの」その通りなのだ。
感謝。


2023年6月11日(日)
 4時起床し、5時から入浴、6時に朝食、8時から「らんまん」とホテル泊を堪能し、洗濯物も全部乾ききった。とりあえず、教えてもらった近くの青森県立三沢航空科学館に行って見る。
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この地から飛び立ち、太平洋無着陸横断を成功したミス・ビードル号が紹介されている。
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ドラム缶18本分の燃料を積んで飛び立ち。離陸後には、空気抵抗を減らす為、車輪も放棄して、最終は胴体着陸で成し遂げたらしい。成功したから現在も美しい物語として成立している。着陸失敗で大炎上でもしていたら、既に誰も知らない話かもしれない。YS-11やホンダジェットの展示も見学、外を見ると岡山の京山に放置されている戦闘機と同じものが見えた。https://hdj81v.blog.ss-blog.jp/2022-01-07
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ミス・ビードル号が飛び立った砂浜に行って見た、この季節は「やませ」という湿った冷たい東風が吹き、霧のような雲が低空で沸き立つ、なので景色は望めず。
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ウミネコのフンが頭上から落ちてくるという「蕪島」にも行く。蕪島神社の登り階段の下には、傘が準備され、フン対策をしながら登っていた。
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ここで繁殖している様相は、島根県の日御碕にある経島(ふみしま)と同じだ。暫く眺めて神社には登らず退散した。
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八戸市は漁港だと想像していたが、工業地帯だった。人口21万人あり少々興味が湧き、市街地を走ってみる。江戸から明治期には鮫浦港と呼ばれ、漁港だったようであるが、昭和の時代に工業港に変わり、町が発展したそうだ。八戸駅は新幹線駅として新しく、田園地帯が一気に住宅地へと変わりかけている。繁華街は本八戸駅方面にあると紹介されていたので、行って見るが寂れた駅前だった。夕刻になり八戸駅前駐車場に戻り、滞在する事にした。

走行距離:90.3km
宿泊先:八戸駅前駐車場@500

2023年6月12日(月)
 やませの影響か?霧に包まれた朝だ。4時半起床するが、駅のトイレが施錠され5:10からでなければ開かないので、駅ナカでしばらく我慢の時間を耐える。100円程度の有料化でもよいので24時間対応を望みます、がしかし我が身分としては高望みだ。JR様お世話になります、ありがとうございます。
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今日は下北半島を北上する、このエリアの風景は北海道の景色と似ている。
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小川原湖を眺めながら「らんまん」を視聴して、暫く進むと「八甲ラヂウム温泉」を発見し立ち寄る。朝6時から営業、@200円を料金箱に入れて、気持ちの良い茶褐色の朝風呂を楽しんだ。隣の同経営ドライブインを覗くと営業しており、400円の中華そばを食した。少し奥歯が痛む... 1泊2食付き4500円で旅館業もやっていた。
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このエリアは温泉も多く、小川原湖キャンプ場も広く、次回はしばらく滞在利用したいところである。
七戸駅に行って見ると新幹線駅があった...ここではなく廃線となった「しちのへ」を探して行って見た。ディーゼルカーは週末だけの見学なので、駅舎を見学した。
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尻屋埼灯台周辺は寒立馬(かんだちめ)という馬の放牧地だった、胴長短足という共感できるスタイルで、冬の寒さに耐えられる馬だそうである。ゲートを通過するが、都井岬のような状況ではない。
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津軽海峡側は海と空が層を成している、東風が陸地を越え、発生した雲が海上で層になっている様に見える。
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むつ市に向かい、海上自衛隊 大湊地方警務隊本部を眺めて、コンビニで暫く休憩すると夕刻になった。下北駅の駐車場に移動し、駅前食堂で夕食、奥歯が痛む... そのまま滞在し宿泊。

走行距離:216.9km
宿泊先:下北駅前駐車場

2023年6月13日(火)
 今日も霧と曇り空だ。晴れの国に生活している者としては、5日連続で雨天、曇天が続くと気分が下がる。しかし寒いくらい涼しいので快適な車内生活である。4時半起床、駅のトイレは24H開放されており、人感センサー照明で虫の寄り付きもなく美しい。ありがたく利用させて頂き、コンビニPで休息後、恐山に上がる。怖そうな名前なので昨日の夕方には行く気になれず、今朝になって行く気になる。
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少し山を上がると雲の中に入り更に気温が下がる(14℃)暫く走って前が広がると三途の川が登場、勢いそのまま車で超える。死んだのか?確認の為、下車して撮影。恐山に行くと入場料500円を取られて、観光地であることを再認識、境内には温泉小屋が営業していた。
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硫黄の匂いと、たまにガスの匂いがあり咳き込む。この風景は地獄なのか?極楽なのか?それとも入口なのか?小規模な噴火口の集まりだ。1円玉や5円玉が溶解している。
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r4で山中を走り、R279の海岸線の出る。バイパスの整備が進み10時前には大間埼に到着した。
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おおま温泉で入浴を済ませて、スーパーのこんにゃくゼリーでランチ、これなら歯に負担が無い。13:40発の津軽海峡フェリーの乗船、1時間もしないうちに函館山が見えて来た。
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ここからなら北海道はとても近い。船内の航路説明ボードには、昭和4年に定期航路就航になっており、観光の為だけではなく、下北半島の方々が買い物や通院に利用されていると紹介してあった。利用客は少なく見えるが車両甲板は満車状態。到着後、キャンプ場よりも安いお宿に直行、セイコマートで「ペコマカード」を作り会員登録を済ませた。まだ少し奥歯が痛むので、焼うどんと玉子焼きを食して寝る。
走行距離:89.6km
宿泊先:フェローハウス

【旅】2023夏の旅 --その1-- [【旅】2023年]

2023年6月4日(日)
 今年も夏は北に向かう。岡山県から見る日本列島は北に向かって反り、どう見ても日本海側を北上する事が一番の近道に見える。当分は一人旅で出発、宿泊の予約もなく一路、青森県三沢市を目指す。どんな事を知り、何に出会うのか?楽しみであるがトラブルは避けたい。
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 快晴の朝、9:00自宅出発。R2を東へ向かい、ブルーハイウェイ経由R250で赤穂ICから山陽自動車道路を利用、舞鶴若狭自動車道を経由して「道の駅 若狭おばま」に立ち寄る。昨年秋、暴風の中、ここで仮眠した。https://hdj81v.blog.ss-blog.jp/2022-10-04昼間に見ると雰囲気が異なり、田園の広がるエリアの道の駅だった。暗くなってから到着し、明るくなる前に移動する事は周辺の地形も判らずリスクが高いと実感する。そのまま高速道路で、敦賀市の完成間近の新幹線駅を眺め、山間部から下って駅に突入する様な線路だなぁ。と思いながら、開通前の期待と、開通後の現実は落差があるだろうと想像しながら、時間はかかるが少しづつでも発展する事を祈ります。48年前に開業した山陽新幹線小郡駅(現:新山口駅)も田んぼ真ん中の駅だった。
 今日は富山県を目指すが、パーキングの看板で「道の駅うなづき」を発見し、この辺りなら温泉も多数あるだろうと想像して目的地にした。17:30到着、既に施設は閉店だった。近隣の立ち寄り湯「ふなみの湯」@500を発見し、海に沈む夕日に照らされながら入浴。
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近くのスーパーで食材とBeerを手に入れ、誰も居ない道の駅に戻る、21時就寝。外を見ると大型キャンピングカーが目前に止まっていた。
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走行距離:581.4km
宿泊先:道の駅うなづき

2023年6月5日(月)
 4:30起床、空は山側から明るくなってくる。目覚めると車中泊3台、キャンピングカー2台がいた。昨夜は涼しく、寝袋に潜ってよく眠った。車内のBedを撤収して5:30出発、宇奈月温泉方面に観光地へ行こうかと思ったが、早朝には何もないので、新幹線の駅「黒部宇奈月温泉駅」に行って見た。上下ともに1時間に1本程度のスケジュールだが、東京駅まで直行できる事は大変便利になった。
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2015年の開通から既に8年目、整備された新駅は徐々に輝きを失い欠けている様に見え、現状のままでは5年先にはお荷物装備になるだろう。敦賀まで繋がっても乗客は増えんぞ...どうする○○。
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 黒部川流域の扇状風景は、高低差から山と海を眺められて気持ちよい。河川の整備がされるまでは相当に川幅が広く急流で、黒部四十八ヶ瀬の表現の通り、雨が降ると、いたる所が川になったのだろうと想像する。
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朝日町のメノウ海岸に立ち寄り、気持ち良い海風を楽しんでから、R8で天険親不知を通過。
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 糸魚川市を散策、昨年も早朝に立ち寄ったが、どこも閉まっていたので、駅や商店街を見て歩いた。空地もあり大火の跡も感じられるが、ほぼ再生された新しい街並みが戻っている。江戸から昭和初期には物流の拠点として砂丘の上には料亭が並び、相当な賑わいだったそうであるが、建築物はほぼ残っていない。
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上越市、柏崎市を通過、R116経由で「道の駅 SORAIRO国上」を目的地にした。日本列島〇〇論の総理大臣の出身地だからか、高速道路の様なR116は、丘と田園地帯を突き抜けている。コメどころの田園は広く効率の良い農業が出来るのだろう。ここの田んぼ5枚あれば、田舎の谷合にある全部の棚田を凌ぐ広さだ。
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 目的地の道の駅にはキャンプ施設が新設され、温泉施設「てまりの湯」もあり賑わっている。17時から@300になる事もありがたく、1時間ほど休憩してから入浴を楽しんだ。ここに滞在を決めていたが、ラーメン夕食を済ませてから、燕三条駅近くの道の駅に移動して21時就寝。ここなら居酒屋も楽しめたなぁ...

走行距離:248.4km
宿泊先:道の駅 燕三条地場産センター

2023年6月6日(火)
 4:30起床、明るくなると目覚める。ここは燕三条駅前の環境で、商工会議所のビルがあり地場振興センターの駐車場が道の駅だった。朝から日差しも強く快晴なので、駅周辺を散策してみるが何もなかった。駅ナカには金属加工の製品を紹介しているショーケースがあり興味深い。戻って道の駅の中心である地場振興センターに行くと自動ドアが開いた。ここにも金属加工製品の展示かショーケースでされていたが、さすがにどこにもapple商品の展示は無かった。
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 R403経由R49で阿賀野川を上流へ向かうと、「津川町 狐の嫁入り屋敷」という案内を見つけて立ち寄る。毎年嫁入りの行列イベントがあるらしいが、今一つ屋敷の理由が判らず残念。軒先ではつばめが元気に恋愛中。
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西会津町から残雪の大日岳方面を眺め、「道の駅 にしあいず」で休憩。
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とりあえず会津若松駅前にいってみると、駅前に広いパーキングがあり、今夜の滞在場所にする。
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 鶴ヶ城の隣にある福島県立博物館@280を見学、明治期の猪苗代湖からの疏水事業を知る。盆地の郊外には広い棚田が広がっていた。会津若松駅前には日帰り温泉もあり飲食店もあり、今夜は居酒屋を楽しむ。地元のオヤジが溜まっている「居酒屋よしむら」に行くと、いったん断られるが、相席でもよければ...という。誰も居ない2名の席に座り隣を見ると20名位はいる座敷が見えるが、ここには誰も居ない。注文は紙に書く様に指導され、3品目ほど書いて渡すと、老眼なので文字が小さくて見えない、と突き返された。ならばデカい文字で拡大して記入したが、入りきらず裏面まで書いて渡すと、これじゃわかりません、裏には書かないでください。と再び突き返された。全て書き直してください。と言われ3回目のオーダーを記入して、何とか許可を得た。なんだか現地語が飛び交い、アウェー感アリアリの中で、ひとりBeerを楽しむ。暫くすると相席の禿げ親父がやって来た。店内は殆んど顔見知りの人ばかりらしく、仕事や付き合いの話して大盛り上がり、しかしながら先輩方の引きは早く、20時頃には引き上げ始める。地酒を楽しみながら目前のオヤジと少し会話すると同級生だった。気持ちよく酔って車内で爆睡。
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走行距離:137.6km
宿泊先:会津若松駅前のP@500

2023年6月7日(水)
 気持ちよく目覚める。地酒を飲み過ぎて何の話をしたのか?昨夜のことを断片的に思い出す。ナビに導かれるままに裏磐梯を目指し、途中の「道の駅 ばんだい」で洗顔を済ませて案内看板を見ていると、近くに慧日寺(えにちじ)跡があるそうなので立ち寄る。https://www.town.bandai.fukushima.jp/site/enichiji/enichiji_0206070809.html
駐車場も広く、誰も居ないのでソーラーパネルで暫くBP充電を兼ねて散策した。徳一という坊さんが開祖らしい。1869年に廃寺となり、平成になって復元されている。9時から開園らしいので30分程度
集落を散策、10分前に正面入口に行くと、もう入れますよ。との回答あり、興味は無かったが、お嬢様のお勧めされるままに資料館とのセット入場券を購入した。如来坐像も新設、古色付けされていた。
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裏磐梯の五色沼に移動し、気温20℃の清々しい空気の中で1時間程度散策する。
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「そば処おおほり」で昼食を済ませ、R115を快調に進むと「道の駅つちゆ」到着。ここで行き過ぎた事に気付き磐梯吾妻スカイラインまで引き返して、樋沼、浄土平、吾妻小富士を散策する。標高1700mあり半袖では寒く、火口一周はやめて引き返す。
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山を下って高湯温泉「あったか湯」@250で入浴、夕食はホルモン定食で腹一杯になり、道の駅で就寝準備していると、東京の宴会場より連絡あり、懐かしい方々と車中でコミュニケーションを楽しんだ。
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走行距離:155.4km
宿泊先:道の駅 ふくしま

2023年6月8日(木)
 今日も朝から日差しが強い、日の出と共に起床し、車内の温度が上がるまで過ごすと7:50が限界だった。今日の東北地方は真夏日の予測だと報道されている。今日は幾分距離を詰めておかないと、週末の青森県が遠くなるので移動中心となる。福島大笹生ICから米沢中央ICまで無料の高速道路を利用。このエリアも山深く江戸時代には交流の少ないエリアだったのだろう。しかし高速道路ではあっという間に到着した。道の駅 米沢に立ち寄ると、美味しそうなサクランボがお手頃価格で、開店準備中だったので、しばらく時間調整。
上杉神社(米沢城)を参拝する。祭られているのは49歳で急逝した上杉謙信、明治期になってから神社の整備が進んだ様である。
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 R13を北上、山形市を通過し、道の駅天童温泉で休憩、東根ICから無料の高速道路を利用し、完成している新庄真室川ICでR13に戻る。湯沢市を過ぎて横手市で夕刻になり、温泉施設の看板に誘われて「横手駅前温泉 ゆうゆうプラザ」@1100で入浴。気持ちもよく、今日はこの辺りで滞在先を探すと、駅前に再開発エリアの駐車場があり、金額の案内もなく無料の様子だった。しかしすぐ近くには新設された有料駐車場もあり、立駐で屋根もあり頑丈そうなので、こちらに移動した、2時間無料+@100/時間、近所の居酒屋を探すと「ほっこり処 福多朗」を発見、客は無く一人でBeerを頂いた。

走行距離:243.9km
宿泊先:横手駅東口市営駐車場@900

2023年6月9日(金)
 今日は朝から雨となる、屋根付き駐車場だったので雨音もなく快眠だったが、ここにはトイレが無く目覚めて即撤収出発。横手駅のトイレでお世話になる。市内には「かまくら館」などあり興味津々ではあるが、今夜は青森県三沢市まで行くので、躊躇せず雨天の中で前進。R13を北上し大仙市のすき屋で朝食、R105で角舘市経由、R49で田沢湖で休憩。仙岩峠を越え、はじめての岩手県に入る。盛岡市郊外を北上しR4に合流、一戸、二戸と順序良く住所が登場し「北のチョコレート工場&店舗 2door」に立ち寄り休憩。2Door表記がわかり易い。R395に分かれR340で「道の駅 なんごう」で休憩、田園風景の中にある道の駅に似合わず、JAZZ系BGMが流れていた。売店の隣には「JAZZの館」という建物があり、中にはステージとaudioと、たくさんのレコード、CDがあった。https://www.michinoeki-nango.com/
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この地では、1990年からジャズフェスが毎年開催されており、今年も7/29に開催予定である。
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日本の農業にもJAZZが似合うのかも知れない。誰も居ないホール内には、静かにJAZZが流れている心地よい空間だった。ジャズ誌「スイングジャーナル」もずらりと保存されている。
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八戸郊外を通過し、三沢駅に到着すると温泉があったので入浴@450、肌にまとわるようなヌルヌル感のある素晴らしいお湯だった。友人はまだ仕事中らしく、近くの「道の駅ろくのへ」に移動して車内で晩餐して眠る。雨は弱く静かな夜だった。
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走行距離:276.9km
宿泊先:道の駅ろくのへ

2023年6月10日(土)
 3時半起床、空が明るくなってきた。雨も上がり、青空も一部に見えている。天気予報では、太平洋側は曇り、日本海側は晴れるそうなので、日本海側寄りの十和田湖を眺めに行く。
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 ここの六戸エリアは広い畑もあり、北海道の様な風景が広がっている。r10で十和田市を通過、奥入瀬渓流に入ると雨なのか、木々の葉から水が落ちて来るのか不明であるが、車外には出たくない状態が続く、道路と川の高低差がセンチメートル単位のところもあり、カレンダーやポスターでよく目にする光景がどんどん現れる。早朝なので誰も居ないし、遊歩道も整備され、高低差も少く歩いてみたいが、ずぶ濡れは嫌なので車窓から眺めて通過した。十和田湖畔に到着し、水面を覗くと透明度が高く小魚も多数泳いでいた。この湖には明治期まで魚は住んでいなかったが、和井内さんが試行錯誤してヒメマスの養殖を始めてから、魚がいる湖になったそうである。今ではいろんな人が様々な魚を放置しているのだろうか?早朝から魚釣りをしている人を見かけた。また、「乙女の像」辺りの湖岸には大量の小魚が打ち上げられて死んでいた。
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発荷峠の展望台に行って見るが、雲が多く白黒の世界。展望台に貼ってあった秋田県小坂町の建築物のポスターに興味を持ち行って見る。「アカシア祭り」開催当日で賑わていたが観光客は疎ら。この町には鉱山があり2万人を超える人がいたそうである。
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そして藤田伝三郎(岡山市藤田の地名の元)が鉱山を整備し賑わいを作ったと紹介されていた。現存する日本で一番古い、木造芝居小屋「康楽館:こうらくかん」の中からは賑やかなステージが聞こえていた。復路を検索すると引き返す事が近道だった。復路の発荷峠からは青空と十和田湖が望めた。
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今夜の宿を探しながら三沢駅まで戻ってみるが、Webサイトでは探せないので直接宿に尋ねると、1件目は満室で断られるも2軒目で空きあり、今日はビジネスホテル泊とした。
溜まった洗濯をして、バッテリー充電、ゴミを処理して、水満タン。17時~かけ流しの大浴場でノビノビお風呂を楽しんだ。
18時から市内の居酒屋で旧友と合う。店を出ると夜霧が微かに街に掛っていた。

走行距離:188.0km
宿泊先:ビジネスホテル ミサワ イン コーヨー

 [日常の独り言]

2023年5月29日(月)
 なんだか飲み過ぎて疲れて、咳が出るので、終日ゴロゴロとしていた。昼食に「shinshinインスタントラーメン」https://www.sanyofoods.co.jp/products/7983/を口にしたが、味のないソーメンの様だった。汁物の汁は全部飲み干す派の私の為に、スープの素を半分しか入れていないのだろうと思いながら食した。その後、咳と痰が絡み、浅田飴クールを口に入れるが、味がしない。経験したことが無い症状なので、なんだか興味深い。今なら臭い物でも何でも食べる事が出来そうだ。見なければ漁港で放置され、半日干しになった小魚も食べる事が出来るのではないか?馬糞でも牛糞でも行けるかもしれない。挑戦してみたいが、その後が心配なので止めておく...
 しかしこれは、一昨年のワイドショーで流行った症状に似ている。私もやっと流行り病になれたのか?アイスクリームも味がしない。夕食の玉子焼きも味噌汁も、見なければ何を食べているのか判らない。体温を測ると37.4℃、隔離され物置部屋でBeerを飲むが味がしない...なので早めに眠る。

2023年5月30日(火)
 体温36.6℃、コーヒーとスープを飲むが、昨日同様に味がしない。これ以上心配をかける事も出来ないので、病院に行く決意をする。かかりつけ医に、風邪の症状ありと連絡して伺った。インフル、コロナの検査を実施したが、どちらも陰性だった。
昼食にカレーうどんを食するが、何も味がしない... 病は気からか気のせいか?

竹林が枯れ始めた。 [季節]

 100年に一度、竹は花が咲き、そして枯れると言われている。
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2年前から、畑だったところの竹林を切り開きながら、枯れてくれれば助かるなぁ。と思いながら作業に当たった厄介者の竹が、今年花をつけた。今年はタケノコもほとんど生えず、今では枯れたような色になり始めている。このまま枯れるのか?しかしながら枯れて竹が倒れると、人力での作業がまた増える。
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田植えが終わった。 [農業]

2023年5月28日(日)
 棚田の田植えが終わった。
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現代の稲作は機械化され、植える作業は江戸時代とは異なる。よって1日で植え終える事が出来るのだ、しかしながらサツマイモの栽培は、機械もなく手作業に終始する。どちらが面倒ではないのか?どちらが効率的なのか?と考えると、百姓などやってはいられない...
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 全てが家庭菜園の趣味の延長線... 健康のための運動だと思わなければ、継続はできないだろう。そう思い「苦にならぬよう、楽しみながら行う」と言い聞かせて、土と草に対峙する。4時間作業をすると、体が限界を迎え、ヘロヘロになって帰宅するがBeerは美味い。なので飲み過ぎて爆睡。

【芋/2023】芋の苗蔓を植える --その5-- [【芋/2023】]

2023年5月25日(木)
 最終の入荷「シルクスイート」100本の芋蔓を植えた。これにて計904本を植付して、3度目のサツマイモ作りに挑む。土を耕す以外は、江戸時代の農業と変わらない人力に頼る。昨年の2倍、3000本のサツマイモ収穫が目途だ、3か月後の炎天下に、掘り起こす作業を思うと気が遠のくが、今は出来るだけ多くの蔓が、根を張り定着する事を願うばかりである。
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【芋/2023】芋の苗蔓を植える --その5-- [【芋/2023】]

2023年5月22日(月)
 5/18に植えた帰り道、ホームセンターで手に入れ、ベランダでバケツ保存していた芋蔓、シルクスイート10本、紅はるか51本を植えた。今日は夕方から雨の予報なので、来年の蔓の植付の予行演習として試してみた。結果は先になるが、3年目のサツマイモ作りは、徐々に経験値を得ていると実感する。また、1日100本程度の植付作業が苦にならない作業の限界である。そして夕刻からのBeerが旨い。

岡山後楽園 --茶摘み-- [季節]

2023年5月21日(日)

♪夏も近づく八十八夜♪ ♪野にも山にも若葉が茂る♪
♪あれに見えるは茶摘ぢやないか♪ ♪あかねだすきに菅(すげ)の笠♪
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既に八十八夜は過ぎているが、我が家の庭でも茶摘みの行事が開催された。「菅の笠」の出で立ちではないが、県内の茶処、美作市海田の茶つみ娘さんたちによる伝統の「茶つみ踊り」と「茶つみの実演」を華やかに開催して頂いた。初々しい茶つみ娘さんに群がるシニアカメラマンと、報道関係者が少々邪魔であるが、若さは華やかさである。若さに勝るものはない。清々しい庭の散歩を楽しんだ。
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 気力、元気、病気... 気は生きるもの全に関わり、全てを司る力なのだろうと想像する。
G7 hiroshimaで発した「気」を、80億人の人類のどの位まで伝播できるのか?その為のツールは何か?確り検証し、次世代につなげる事が、現在日本の出来る最大の貢献だろう。
 一歩間違えば、偏りによる人類の分断を深め、第三次世界大戦への入口となる2023年5月である。「気を遣う」という日本語を正しく理解し、次世代の生物に地球を明け渡す前に、人類は今、全力であるべきだろう。一人一人が気を合わせ、気を送り、Powerを一つにし「気」の力を信じる事が、ちっぽけな私の出来る、今の全力なのである。
 G7 Hiroshimaの報道を見て思う。2023/5/21


【芋/2023】芋の苗蔓を植える --その4-- [【芋/2023】]

2023年5月18日(木)
 前回植え残した「紅あずま」100本と、本日新たに購入した「シルクスイート」40本の芋蔓を植え付けた、2日間ほどバケツの水に漬けていた「紅あずま」蔓は、元気を取り戻していたので植えやすい。それとは対照的に、16日に植えた蔓は炎天下に焼かれ、ほぼ瀕死状態になっている。1本50円の蔓が、400本も枯れている畝を見るのは、なかなか心苦しい。
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自己都合なスケジュールで植える事が原因なのかも知れない。もう少し余裕を持って、苗蔓を手に入れ、暫くコンディションを整え、天候を見定めて植付のタイミングを計る事が必要なのだろう。
 今日は曇り、明日から雨の天気予報なので、今日植えた蔓の状態を観察しながら、4度目となる来年の植付スケジュールを検討したい。本日までで合計711本を植えた、土着して伸び行く蔓の姿が待ち遠しい。昨年は6月1周目には土着していた。https://hdj81v.blog.ss-blog.jp/archive/c2306318418-2
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【芋/2023】芋の苗蔓を植える --その3-- [【芋/2023】]

2023年5月16日(火)
 芋蔓が入荷したので作業に取り掛かり、気温30℃に迫る中で436本を植えた。何事も「苦にならぬよう楽しみながら...」と思っているが、作業を始めるとムキになり、苦しみながら耐え抜く時間となる。よって作業が終了する頃には、疲れ果て、残100本を放置してご機嫌斜めで帰宅する事になった。納期も期限もないのであるが、何故かスピードを求めて、早く終わらせる方向に走り出してしまう。
 のんびり楽しい百姓にはほど遠い状況だ。まだ力が有り余っているからだろうか?気持ちをスローにして、楽しめる様に頑張りたいものだ。

マイホームを買った [日常の独り言]

 迷いに迷い、悩みに悩んで、4軒目の組み立て式マイホームを先月末に購入した。コンパクトサイズで居住空間の広い家を探していたが、なかなか希望に合う物件は無く、中古未使用品をヤフオクで入手した。既に販売は終了となっているコールマンのウェザーマスター トリオドームである。自宅マンション内では立ててみる事が出来ないので、さわやかな晴天を選んで本日(5/12)近くのキャンプ場で初設置してみた。
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 3軒目に購入したhttps://hdj81v.blog.ss-blog.jp/2022-08-29小川テントの物件と比較すると、生地は薄く、柱は細いが、収納サイズは半分となる。このサイズなら我が家の車のトランクにスッキリ収納可能で、旅の宿として持ち運べるのだ。
 全国旅行支援も終わり、如何にコストセーブした旅が出来るのか?今年の夏からチャレンジを始める。

【芋/2023】芋の苗蔓を植える --その2-- [【芋/2023】]

2023年5月6日(土)
 GWは最終に差し掛かり、雨の天気予報も遅れ気味なので、もう少し芋苗を追加して見ようと思って「ホームセンターJTD」に行くと... 半額処分価格になっているショウジョウバエが群がる芋苗があった。品種は「鳴門金時」であるが、50本の束を購入して畑に向かった。正味53本の苗を一列に植え付け自己満足する。前回植えた「紅はるか」とは異なり、長く確りした茎は「鳴門金時」らしく力強い。しかしこの苗も枯れ果た状態から土着する。サツマ芋の苗は植えて2週間程度は、とても残念な状態になるが、そこから新芽を出して伸びゆく蔓の姿は誇らしい。
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岡山後楽園 --春の幻想庭園-- [季節]

2023年4月28日(金)
 我が家の庭(後楽園)でライトアップが始まるので、夕闇が迫る時間帯に出かけた。
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庭につながる西国街道沿いは、昼間に見ると空き家だと思っていた建物にも明かりが灯り、飲食の香りが漂う。赤提灯も目立ち始め、コロナ明けが近い事を実感しながら庭まで歩くと、知事や市長も挨拶に来園され、職人の半被を着込んで盛り上がっていた。
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明日からはGWなので、さらに盛り上がる事だろう。
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【芋/2023】芋の苗蔓を植える --その1-- [【芋/2023】]

2023年4月27日(木)
 今年で3年目となるサツマイモ作り。人のまねが嫌いな性格上、この2年間で体験したサツマイモ作りの経験値と、Webで得た浅い知識を頼りに挑む。
2年前にお世話になった「ホームセンターJTD」https://hdj81v.blog.ss-blog.jp/2021-04-16に出向くと、くたー..とヒナエて葉は枯れかかり、良い感じに親離れして、生命力全開になっているサツマイモの蔓が、処分価格で半額になっていた。
                       こんなチャンスは逃せない...
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とりあえずシルクスイート25本、紅はるか50本の苗蔓を手に入れ、先日マルチシートの準備をした畑に植えた。さわやかな風が吹く棚田は、まだ心地よい季節だ。
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タグ:芋苗

【芋】焼き芋(80点) [焼き芋]

 2023年春、やっと思い通りの焼け具合に近づいてきた、今年こそは商品として届けられる芋を目指したい。
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