SSブログ

【旅】2023夏の旅 --その2-- [【旅】2023年]

_DSC8147 (1).JPG
 時間を戻る事はできないが、40年前の青春期を共に過ごし、体力任せで何でもできる自信があった頃、ただそれだけで無謀な旅をした事を思い出す。
 1985年、もっと無謀な旅を続けたいと思いながらも時間切れとなり、お互い社会人へ、そして還暦となる。青森まで押し掛けてしまったが楽しいひとときを過ごした。歌われている歌詞と意味は違うが「あなかが わたしの 青春そのもの」その通りなのだ。
感謝。


2023年6月11日(日)
 4時起床し、5時から入浴、6時に朝食、8時から「らんまん」とホテル泊を堪能し、洗濯物も全部乾ききった。とりあえず、教えてもらった近くの青森県立三沢航空科学館に行って見る。
_DSC8180.JPG
この地から飛び立ち、太平洋無着陸横断を成功したミス・ビードル号が紹介されている。
_DSC8155.JPG
ドラム缶18本分の燃料を積んで飛び立ち。離陸後には、空気抵抗を減らす為、車輪も放棄して、最終は胴体着陸で成し遂げたらしい。成功したから現在も美しい物語として成立している。着陸失敗で大炎上でもしていたら、既に誰も知らない話かもしれない。YS-11やホンダジェットの展示も見学、外を見ると岡山の京山に放置されている戦闘機と同じものが見えた。https://hdj81v.blog.ss-blog.jp/2022-01-07
_DSC8171 (1).JPG
ミス・ビードル号が飛び立った砂浜に行って見た、この季節は「やませ」という湿った冷たい東風が吹き、霧のような雲が低空で沸き立つ、なので景色は望めず。
_DSC8198 (1).JPG
_DSC8185.JPG
ウミネコのフンが頭上から落ちてくるという「蕪島」にも行く。蕪島神社の登り階段の下には、傘が準備され、フン対策をしながら登っていた。
_DSC8216 (1).JPG
ここで繁殖している様相は、島根県の日御碕にある経島(ふみしま)と同じだ。暫く眺めて神社には登らず退散した。
_DSC8203 (1).JPG
八戸市は漁港だと想像していたが、工業地帯だった。人口21万人あり少々興味が湧き、市街地を走ってみる。江戸から明治期には鮫浦港と呼ばれ、漁港だったようであるが、昭和の時代に工業港に変わり、町が発展したそうだ。八戸駅は新幹線駅として新しく、田園地帯が一気に住宅地へと変わりかけている。繁華街は本八戸駅方面にあると紹介されていたので、行って見るが寂れた駅前だった。夕刻になり八戸駅前駐車場に戻り、滞在する事にした。

走行距離:90.3km
宿泊先:八戸駅前駐車場@500

2023年6月12日(月)
 やませの影響か?霧に包まれた朝だ。4時半起床するが、駅のトイレが施錠され5:10からでなければ開かないので、駅ナカでしばらく我慢の時間を耐える。100円程度の有料化でもよいので24時間対応を望みます、がしかし我が身分としては高望みだ。JR様お世話になります、ありがとうございます。
_DSC8240 (1).JPG
今日は下北半島を北上する、このエリアの風景は北海道の景色と似ている。
_DSC8253 (1).JPG
_DSC8259 (1).JPG
小川原湖を眺めながら「らんまん」を視聴して、暫く進むと「八甲ラヂウム温泉」を発見し立ち寄る。朝6時から営業、@200円を料金箱に入れて、気持ちの良い茶褐色の朝風呂を楽しんだ。隣の同経営ドライブインを覗くと営業しており、400円の中華そばを食した。少し奥歯が痛む... 1泊2食付き4500円で旅館業もやっていた。
_DSC8260 (1).JPG
_DSC8264.JPG
このエリアは温泉も多く、小川原湖キャンプ場も広く、次回はしばらく滞在利用したいところである。
七戸駅に行って見ると新幹線駅があった...ここではなく廃線となった「しちのへ」を探して行って見た。ディーゼルカーは週末だけの見学なので、駅舎を見学した。
_DSC8266 (1).JPG
_DSC8269.JPG
_DSC8274.JPG
尻屋埼灯台周辺は寒立馬(かんだちめ)という馬の放牧地だった、胴長短足という共感できるスタイルで、冬の寒さに耐えられる馬だそうである。ゲートを通過するが、都井岬のような状況ではない。
_DSC8278 (1).JPG
津軽海峡側は海と空が層を成している、東風が陸地を越え、発生した雲が海上で層になっている様に見える。
_DSC8321 (1).JPG
_DSC8319 (1).JPG
_DSC8284 (1).JPG
_DSC8283 (1).JPG
むつ市に向かい、海上自衛隊 大湊地方警務隊本部を眺めて、コンビニで暫く休憩すると夕刻になった。下北駅の駐車場に移動し、駅前食堂で夕食、奥歯が痛む... そのまま滞在し宿泊。

走行距離:216.9km
宿泊先:下北駅前駐車場

2023年6月13日(火)
 今日も霧と曇り空だ。晴れの国に生活している者としては、5日連続で雨天、曇天が続くと気分が下がる。しかし寒いくらい涼しいので快適な車内生活である。4時半起床、駅のトイレは24H開放されており、人感センサー照明で虫の寄り付きもなく美しい。ありがたく利用させて頂き、コンビニPで休息後、恐山に上がる。怖そうな名前なので昨日の夕方には行く気になれず、今朝になって行く気になる。
_DSC8342 (1).JPG
少し山を上がると雲の中に入り更に気温が下がる(14℃)暫く走って前が広がると三途の川が登場、勢いそのまま車で超える。死んだのか?確認の為、下車して撮影。恐山に行くと入場料500円を取られて、観光地であることを再認識、境内には温泉小屋が営業していた。
_DSC8345.JPG
_DSC8360 (1).JPG
硫黄の匂いと、たまにガスの匂いがあり咳き込む。この風景は地獄なのか?極楽なのか?それとも入口なのか?小規模な噴火口の集まりだ。1円玉や5円玉が溶解している。
_DSC8365 (1).JPG
r4で山中を走り、R279の海岸線の出る。バイパスの整備が進み10時前には大間埼に到着した。
_DSC8406 (1).JPG
_DSC8420 (1).JPG
おおま温泉で入浴を済ませて、スーパーのこんにゃくゼリーでランチ、これなら歯に負担が無い。13:40発の津軽海峡フェリーの乗船、1時間もしないうちに函館山が見えて来た。
_DSC8424.JPG
_DSC8462 (1).JPG
ここからなら北海道はとても近い。船内の航路説明ボードには、昭和4年に定期航路就航になっており、観光の為だけではなく、下北半島の方々が買い物や通院に利用されていると紹介してあった。利用客は少なく見えるが車両甲板は満車状態。到着後、キャンプ場よりも安いお宿に直行、セイコマートで「ペコマカード」を作り会員登録を済ませた。まだ少し奥歯が痛むので、焼うどんと玉子焼きを食して寝る。
走行距離:89.6km
宿泊先:フェローハウス