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【旅】2022年---夏の旅--- 7月19日 [【旅】2022年]

2022年7月19日(火) ---出発して1か月となる---
 帯広は朝から曇天、西日本の線状降水帯情報が気になる。梅雨明けはしているが、例年通り7月20日前後が梅雨末期の大雨時期だ。ここも明日以降は再び雨天予報なので、今日は帯広観光をする。8:40出発、少し郊外の愛国駅、幸福駅に行って見る。幸福駅は観光客もあり、駐車場整備やお土産屋さんも継続して開いていたが、愛国駅は誰も居なかった。お土産屋さんも既に閉店状態。駅は幸福駅の様な小屋ではなく、駅舎として綺麗に保存され、資料館として整備されている。ホーム跡にはSL 9600型も展示されている。
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初めて訪れた1982年には、現役の駅として使われていて、様々な個人情報が張り付けてあり、寝泊まりしていた若者もいたと記憶している。あの頃は日本人以外は居なかったが、現在では、説明看板の隣国言語表現が多く、コロナ前までは多数の訪問者があったのだろうと思われる、今はALL JAPAN。団体客も不在で、静かに観光が出来る事は、個人的にはありがたい環境だ。
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 帯広広尾自動車道(無料)を利用して、幸福ICから帯広川西ICに引き返す。「ビート資料館」に行く、ここに入るまで、ビートとはビールに入れる原材料か?と思っていた...しかも、砂糖はサトウキビから作るものだという認識しかなく、こんなダイコンの様な植物(ホウレン草の仲間)からも採れるのだと初めて知る。しかもサトウキビからの製造量よりも多い、広い畑にあった大きな葉っぱは、野沢菜か?高菜か?と思っていたが、ビートだったと知る。無知には楽しい資料館だった。今後はスズラン印の砂糖を意識して買います。
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隣にある「ますやパン 麦音」でパンを購入、整備された庭で食す。Coffee ¥50も、うれしい値。庭内では小鳥も子育て中、エゾリスもいるようだが発見できなかった。
「道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉」に行く、足湯もあり、スパ併設の新しい施設だが、トイレ利用客以外は誰も居ない、飲食店も開店している。お昼時なのに誰もいない道の駅。不思議な光景で、少し怖くなって出る。近くの北海道立十勝エコロジーパークにも行って見るが誰も居ない。キャンプ場にも誰も居ない。大型温泉旅館も立ち並んでいるが、観光客らしい存在は無く、十勝川温泉には誰も居ないのが普通なのだろう、という結論に至る。
十勝が丘展望台からの眺めは良かった。太平洋側(河口方面)は晴れているが、日高山脈は雲の中。
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十勝川の河川敷は、芝の美しいパークゴルフ場が素晴らしく整備されている。眺めてみる限り、広大なエリアに人の存在は少ない、この環境を全国に少し分けて欲しい。昨日見学できなかった「馬の資料館」、「藤丸百貨店」「緑ヶ丘公園」を散策して夕刻となる。帰り際にエゾリスを見つけて観察、帯広観光を満足した。

移動距離:101.7km
宿:帯広(ホテルアルムINオトフケ)

【旅】2022年---夏の旅--- 7月18日 [【旅】2022年]

2022年7月18日(月・祝)
 昨日から続く雨は上がっていたが、釧路の朝は濃霧というか、20m程度の低い雲に覆われている、目視の視界は良好。天気予報では太平洋側は晴れるそうだ、これから向かう帯広の最高気温は、昨日から+10℃の30℃。久しぶりに暑い日を体感する予定である。8:40出発、R38を西に向かい「道の駅 しらぬか恋問」で休憩。
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太平洋に注ぐ川は、水量も多く泥流のまま波に突入、海からの霧は、低い雲を発生させて空を覆っているて、遠景は眺められない。
道の駅には、大規模な「ユーラス白糠ソーラーパーク」という太陽光発電所が隣接していた。https://www.eurus-energy.com/project/project-jp/381/
途中からr1038に入り、太平洋の波が打ち寄せる浜と平行に走る。相変わらず海からの霧は沸き立っている、気温20℃。海岸線と別れR38に戻ると晴れ間が広がり、気温が上昇し始めた、豊頃からr73経由で池田町のワイン城に到着すると29℃だった。
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池田駅前で豚丼ランチを済ませると、車から警告メッセージが多発し始める「ヘッドライト異常」「システム異常」...気になるので、車のセンサー部分だけでも洗車すれば治るかな?と想像し、涼しい木陰で、水拭きで対応しようと、十勝まきばの家方面に行ったが、裏山で、キツネやタヌキ、丹頂鶴と出会い野生観察を楽しむ。キツネは悠々としているが、タヌキは転げる様に逃走する。品種による行動の違いなのか?個性なのか?キツネとタヌキに聞いてみたい。ツルは他の鳥同様に、一定の距離を保ちながらこちらを観察している。
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その後、車の顔を水拭きするが、暫く走行するとまた同症状。帯広市に入り洗車をすると改善された...が30分もすれば同症状発生の為、帯広日産に相談に行く、駐車するなり即対応して頂き、エンジニアを呼び不良状態確認、フロントカメラの不具合が想定されるそうだ、走行には何の問題もないので、自宅に帰ってから対応する事を勧められた、スピードのある対応に感謝。時間もあるので、近くの帯広競馬場に行って見た、ばんえい競馬開催中で見学する。
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流れるようなスピードは無いが、力の入るシーンが多く、食いしばる馬たちに、ファインダー越しでも息が止まる。最終レースの出走が20:45と遅いことにも驚いた。
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移動距離:187.4km
宿:帯広(ホテルアルムINオトフケ)

【旅】2022年---夏の旅--- 7月17日 [【旅】2022年]

2022年7月17日(日)
 朝から雨脚が強いが、明るさを増す空は色付いていた。
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3:30起床。今日はどうするか?PCに向かって一人検討を重ねる。天候は終日雨、こんな日は釧路市内の建屋を観光する事にする、時間があれば少し郊外に行き、ツルでも観察しようと決めた。
 釧路市博物館に9;00到着、誰も居ない。雨の中、駐車場で開館まで30分待つと、大勢の入館者がやって来た。雨の日には人気のスポットだろう。入館料@480円だと思っていたが、今日7/17は北海道の日らしく、誰でも入館無料だった、ありがとう北海道...
 展示内容は釧路の自然、歴史、ツルと幅広く、もう少し絞っても良いのではないか?と思える展示だった。北海道の日なので、あちこち無料開放か?と勝手に想像し、持ち上がる気持ちが、雨を打ち消す。
  炭鉱展示館に行って見る、太平洋スカイランドという、プールやボウリング場のある、レジャー施設があった跡地は広く、現在は「太平洋炭礦(たいへいようたんこう) 炭鉱展示館」@300と体育館があるだけだ。普段は誰も居ないと想定される施設だが、連休中なので賑わっていた。入口の張り紙には、受付は不在で、隣(100m程先)の体育館で受付を済ませてからの入館とある、仕方なく大雨の中を往復する。賽銭箱でも置いとけばよい程度なのに...と思って入ったら、誰も居ない受付に、入館料300円と記された賽銭箱があった「面倒な張り紙をするな!」と心の中で叫ぶ。
 坑道は、釧路沖の太平洋の下を8kmも掘り進んでいる。九州の炭鉱とは異なり、人力で掘った期間は少なく、機械化による効率的な炭鉱だった様な紹介内容。太平洋炭礦は、平成14年(2002年)に閉山されているが、釧路コールマイン(株)が引き継いで現在に至り、まだ石炭を掘り続け、発電所などに供給されている。中国やベトナムから、大勢の研修生を受け入れている様だが、最先端の現場で働く日本人も育成しておかなければ、日本企業の意味はなく、管理人だけでは事業継続はできない。
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 雨の続く道路を25km程移動して「釧路市丹頂鶴自然公園」に行く。西日本に住んでいる人間にとっては、ツルと聞くと渡り鳥だと想像するが、丹頂鶴は渡り鳥ではなかった。岡山の我が故郷で生育され、後楽園でも飼育されているにも拘らず、その生態を知らなかった、日本のタンチョウヅルは渡り鳥ではない。だから湧別や釧路湿原にツルが居たのだ。
 折角だから960円を支払い入園したが、釧路地域は大雨警報が発令され、傘を差してもずぶ濡れ状態になり、ほとんど見学せず早々に引き上げた。丹頂鶴なら後楽園で毎日見られる。
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JRも止まり、一部道路も冠水状況にな始めたので、ホテルに引き返し15時から洗濯と休息。ありがたい事に、宿泊しているホテルは、アルコール類を含めて、ウェルカムドリンクがありワイン、焼酎、日本酒を満足いくまで飲み干し、コンビニ弁当を食して寝る。
遠目で見る釧路駅がカッコイイ。

移動距離:63.5km
宿:釧路(スーパーホテル釧路天然温泉)

【旅】2022年---夏の旅--- 7月16日 [【旅】2022年]

2022年7月16日(土)
 各地で大雨の情報が流れている、そろそろ梅雨の末期の時期なので心配だ。釧路も明日から大雨、その後は雨曇りが続く予報なので、今日の曇り空を楽しむために厚岸方面に向かう。釧路東ICから釧路外環状道路(無料)を利用して、現在終点の釧路別保ICへ、R44を東に向かう景色は、馬や牛、鹿が車窓から多数眺めた、「あっけし望洋台」で止まると、赤い厚岸大橋と漁港が遠くに見える。
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「道の駅 厚岸グルメパーク 厚岸味覚ターミナル コンキリエ」という長い名前の場所からは、厚岸の町が見下ろせる。避難施設としての対応が考えられた場所だろう。
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 イエローグローブというホームセンターに寄ってみる、18Lポリタンクで、-35℃対応のウィンドウォッシャー液が大量に置いてあった。車以外にも使うのかな?等と想像するが、その時期に当事者にならないと理解できない。隣のスーパーは寒い、外気温15℃で食品冷蔵庫があるだけで、店内が冷蔵庫の様だった。冬になったらどうなるのか?冷蔵庫は暖房機になるのか?スーパー内は10℃以下でも温かく感じられるのか?体験しなければ理解できないだろう...と思いを巡らしながら、半額や70%offという特価品が多数あり目が眩む。
 愛冠岬(あいかっぷみさき)に行くと、草むらにカンガルーの様な耳が立って見える、枯れ枝が落ちているのだと近づくと動いた、高台にあがり眺めると、あちこちに鹿が寝っ転がっていた。
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困難を乗り越え愛の栄冠を得る、という岬らしく素晴らしい景観が広がっている。
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厚岸の町中には、宮島状態で鹿が居たのでついていくと「国泰寺」跡があり、隣に厚岸町郷土館があった。立ち寄ると、受付のおばさまが、館内の電気をつけてくれたので見学する。江戸時代に室蘭、様似、厚岸に最初の寺院を立てたそうだ。
 近くに太田屯田開拓記念館という見学施設があるらしく向かう。入植100年を記念して開館した施設は、既に老朽化している。こちらも受付におばさまが居て、到着すると館内の電気をつけてくれた、蛍光管が「ジィー」っと音を立てている。屯田兵は家族と併せて4万人も居たそうだ、厳しい自然の中で、機械もなく人力だけで開拓した精神力に驚く。
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人力だけで何かをする事は、人間が自然界と同化している事だろう。機械化が無ければ、人間は破壊者にならなかったのかも知れない。太田というアップダウンの続く広い地域を少し見て回ると、自転車にのる若い女性が数名いた、この広いエリアで行動自体が現日本人ではない、不思議な光景だった。これが今の日本なのだ。
 霧多布岬に向かう途中、浜中町の茶内駅に行くとルパンがいた。既に亡くなられたモンキーパンチさんの故郷だそうだ。駅のトイレが新築され素晴らしい、誰の何の為かわからないが感謝。往復2回利用させて頂いた。
霧多布岬には、ラッコがいた。潜っては貝を取って食べている。親子のラッコは、子供とプカプカ浮いていた。観察していると霧雨となり退散する。
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移動距離:220.8km
宿:釧路(スーパーホテル釧路天然温泉)

【旅】2022年---夏の旅--- 7月15日 [【旅】2022年]

2022年7月15日(金)
 早く寝ると早く起きる、早寝早起きというが早すぎた。昨夜は20時頃に就寝、目覚めると1:30、まだ暗い。あと90分程すれば明るくなるので更に眠る事にした。4時過ぎに目覚めると、朝日がテントを照らし始めていた。EF DELTAバッテリーの主電源が落ちている、確認すると残量0%表示、このバッテリーでは3泊が限界だ。お湯も沸かせないので、借り物のテントを乾かしてから、7:40出発する。3日間天候もよく網走の天に感謝しかない、ありがとう。R39から女満別空港経由、美幌バイパス(無料)を利用して美幌の町に行く。とりあえず給油目的、先日アプリを入れ、キャンピングカーのおじさんに教えてもらったオカモト石油で、初回利用特典5円引きで@156だった。アプリなのにスマホに表示されたクーポンを店員を探して見せると、給油前に値引き処理をしてくれた。セルフスタンドでアナログ対応、北海道ならモダ石油とオカモトがおススメだそうである。
 折角なので美幌博物館@200に入る、駐車場が工事中だったが、現場の方が親切に対応してくれた。昆虫、植物、美幌の歴史、家庭にあった家電や農機具の展示があり、12500cc単気筒エンジンのトラクターが珍しかった。遠くからでもよく聞こえた、というエンジン音はどんな音がしていたのだろうか?
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 R243で美幌峠を越える。快晴だったが、峠は濃霧、視界20m程度なのでノロノロ運転となる。峠の駐車場に入るが何も見えない、気温13℃と寒い。仕方なく屈斜路湖に下りると、視界は開けたが霧雨だった。r52でコタン温泉露天風呂へ、誰も居なかった、女性でも来たらどうしよう...と心配しながらのびのび入る。少し油の匂いがする、気温15℃の中、ぬるめの湯は長時間はいれるだろう。上がると寒いが、その後は温かい。駐車場でお弁当ランチをしていると、入浴する外国人ペア、若者2名などやって来た。
https://www.masyuko.or.jp/introduce/kotannoyu/
 砂湯を見学して、摩周湖に行くが霧の中。r53で釧路に向かう。途中でツルが数羽いた。釧路市内に入ると、ナビがトットリ...トットリ...と何度も言い始めた。交差点の名称が鳥取〇〇の場所が多く驚く。調べると、明治17~18年に鳥取県から藩士族105戸が釧路に移住して「鳥取村」を作ったらしい。釧路市内は曇り、16:00チェックイン。夕食は「レストラン泉屋 総本店」

移動距離:198.8km
宿:釧路(スーパーホテル釧路天然温泉)

【旅】2022年---夏の旅--- 7月14日 [【旅】2022年]

2022年7月14日(木)
 3:30起床、気温15℃。霧に包まれ少し寒い朝。テントサイトにいてもゴロゴロするばかりなので、7:00には出掛ける事にした。網走市内のマックで朝食を済ませて、昨日通過した小清水原生花園に行く。満開の季節は過ぎているが、今まで見て来た原生花園と呼ばれるエリアの中では、開花状態が良かった。
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 濤沸湖は普通の状態であり、沸き立つ霧は全くない。この状態では人の目の高さから見る限り、ただ広いだけの何も楽しめない光景だ。放牧されている馬の親子を、観察することが楽しめた。倒れ込んだ様に眠る子供の親は、草をはむことなく、その場に立ち竦む姿が立派。親を間違え、歩いて付いて行った子供は、泣きながら自身の母親に走って向かった。
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本日の予定は無いので、網走市に戻りジンギスカンランチを済ませて、霧が晴れた晴天サイトに戻る。気温21℃、気持ちの良い空気だが薄く牧場の香りがある、それでもこの気持ち良さは贅沢だ。夕食の買物を済ませ、ラジオを聴きながら贅沢な時間を夕刻まで過ごした、シャワーと夕食を済ませると、夕闇と同時に眠る。

移動距離:103.8km
宿:網走(北海道立オホーツク公園てんとらんど)

【旅】2022年---夏の旅--- 7月13日 [【旅】2022年]

2022年7月13日(水)
 3:10起床、涼しい朝だ。知床半島の先端、オホーツク海に朝日が昇る。
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眼下に霧も見え、日差しも強くなり始めたので7:30には出発し、大空町の朝日ヶ丘公園を目指して畑の風景を見て回る。丘の上で「ちむどんどん」を視聴すると、いつもの生活リズムを取り戻す。
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網走市近郊に、美瑛の様なこんな風景があるとは知らなかった、満開のジャガイモ畑が広く美しい。
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「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」に立ち寄るが開いていない。メルヘンの丘と名前が付くが、この場所からはメルヘンな風景は楽しめない。なので残念な道の駅だと思う。単純に「めまんべつ」だけで十分インパクトのある名前なのに...
 直線道路のアップダウンが続く道道や農道を、大きくジグザクしながら小清水町まで走った。
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R334を通り「道の駅 しゃり」で休憩、この地で育った人参ジュースを飲んでみる。変な味付けがなく美味い。斜里町には、いまだに献花台も設置してあり、今年4月の事故がまだ何も終わっていない。これ以上、知床方面には行く気がしないので、R244で根北峠に行って見るが、鹿が道路にいたぐらいで何もなかった。今日はここまでの予定でいたが、何もなかったので知床を目指す。R334に出ると海岸線が近くなる。オシンコシンの滝には、観光バスを含めて十数名観光客がいた。
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「道の駅 うとろ・シリエトク」には、全国各地のナンバーの車があったが、地元「知床」ナンバーが新鮮だ。ウトロの港には事故の痕跡は何もなかったが、TVで放映されていた場所は別の新たな看板になり、建屋は閉鎖されていたが、見ればわかる程、私の記憶に残っていた。知床半島を巡る大型の観光船は運航されているが、小型観光船の営業は、今年中止されていた。
 知床五湖に行く、現在は一湖の木道以外は、ガイド付き(@6000円)でなければ湖を見て回る事は出来なくなっていた。
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熊と観光客の接近が多発し、観光シーズンの閉鎖期間が増えたための措置らしい。熊に限らず、野生の動物には接近しない事が大切である。飢えと戦う野生は、人間を含めて恐ろしい。美味しいものを共有できる人間界は、永遠に続けて行かなければならない。
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 網走が遠くなったので引き返す、ナビを設定すると92kmの戻り道だ。R334,R244は、路面の状態を除けば、高速道路の様なものだ。海から霧が湧きたつ中で「道の駅 葉菜野花(はなやか)小清水」に立ち寄る。馴染みになりつつあるセイコマートで夕食を買い、道の駅の建物に行くと線路の駅だった。日本全国これでいいのではないか?駅なのだから...
 濤沸湖(とうふつこ)が沸騰している様に霧が湧きたっている。
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幻想的な風景の小清水原生花園を見学したくなったが時間がなくサイトに戻る。気温19℃、知床は25℃だったが霧に包まれた網走は、終日涼しいかったようだ。日暮れには青空が見えたが、その後は霧に包まれたまま就寝。

移動距離:269.8km
宿:網走(北海道立オホーツク公園てんとらんど)

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【旅】2022年---夏の旅--- 7月12日 [【旅】2022年]

2022年7月12日(火)
 ホテルの窓から見える紋別の海は濃霧だった。昨日とは異なり霧の濃淡はあまり変わらない。なので少し眠る事にした、昨夜の日本酒も少し残っているので、朝風呂にゆっくり入り9:00に宿を出発。明るくなって6時間経過、のんびりした時間を過ごしたが、いつもとあまり変わらない時間帯。R239でコムケ湖のキャンプ場を覗いてみる、地元の人の話では、最近の温暖化により、蚊が増えて人気がないらしい。湧別川を渡るところでツルらしき鳥を発見。夏にはいないと思っていたが、皆と同じ行動をしないツルもいるものだ。数羽で楽しそうにじゃれていた。
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 湧別の町は、R242の幅の広い直線道路(4車線以上の幅があるが2車線しかラインがない)沿いに商店や会社、金融機関などが立ち並び、なんだかアメリカの西部劇みたいな風情だ。「道の駅 かみゆうべつ 温泉チューリップの湯」に立ち寄る、国鉄時代の駅跡だろうと思われた。この町に興味が湧いたが、今日は借家を建てなければならないので先を急ぐ。この付近から、ジャガイモ、ナンキン畑が目に付く様になる。
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 サロマ湖の海の出口を見てみたいので、サロマ湖口灯台を目指して歩いて行くが、残土置き場と工事現場だった。挙句の果ては立ち入り禁止。引き返す場面で、初心者マークを付けた工事現場のお嬢様から「工事中なので危険です、ご注意ください」と笑顔で声をかけられた。やわらかい対応に安心、通常であれば怖い顔のおじさんが「危ないので入るな」と言われる事と同様だ。こんな荒涼とした工事現場でも、若い女性ならではの柔らかい対応があるものだ。
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 ワッカ原生花園に到着すると車の温度計は31℃だった、久々の30℃越えは暑い。海岸まで歩いてみるが、靴が汚れるので砂浜には足を入れない... 能取湖、網走湖の丘陵地に広がる畑を眺めながら、今日からの宿泊地である「北海道立 オホーツク 公園」に15:30到着、知床半島が目前に広がる芝生に借家を建てた。
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移動距離:164.3km
宿:網走(北海道立オホーツク公園てんとらんど)

【旅】2022年---夏の旅--- 7月11日 [【旅】2022年]

2022年7月11日(月)
 3:00起床、空は明るくなっていた。水平線に雲があるが、頭上は晴天、星も少し見える。人の少ない静かなキャンプ場の朝である。
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日が昇ると海からの霧が幾度もやって来る、過ぎ去れば快晴の空。
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 TV電波が受信できないので7:40出発、興部の高台に上がり、8:00からTVを視聴して、R239を南下、オムサロ原生花園を見学するが、花の開花時期は過ぎていた。「道の駅 オホーツク紋別」には北海道立オホーツク流氷科学センターが併設されているが、65歳以上は無料との表記があり、対象になってから入館することにした。このエリアは港を含めて広く、キャンプ場やガリンコ号、オホーツクタワーがある。隣には湯気が上がる工場があった、調べると「紋別バイオマス発電所」地元の話では、椰子殻を輸入して燃料にしていたが、現在は輸入が止まり、北海道の木材を燃料にしているそうだ。段差のある市内は、意図的な造りにも感じるが、大山スキー場のある山が、海に向かってなだらかな丘陵地になっている。オホーツクラベンダー畑は、開き始めたラベンダーが美しい。ここを含めオホーツク 流氷公園は無料。
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昼食を済ませ、午後からはR273を走って滝上町に行く、牧草地の中を直線が続く道。芝ざくら 滝上公園という、ポスターにはよく使われている場所であるが、今は何もない。町全体も少し疲弊感漂う。空は真っ黒くなりこの先の山岳エリアは雨模様、寂しい気持ちで引き返す。往復60kmは単なるドライブとなる。今日も内陸部と海岸部の温度差は5℃あった。滝上町の気温27℃は暑くは無いが、22℃と比較すると暑さを実感する。
 なんと贅沢な2022年の夏。紋別に戻り、稚内で教えてもらったオカモトで給油@164して、オホーツクスカイタワーに車で上がる。山頂に立つタワーから紋別の町が一望できた、ここはスキー場の最上部。
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https://mombetsu.jp/sisetu/sports/monbetu_2.html
 15:00チェックイン、ロビーの消毒レーンで、頭からスプレーをかけられ隣国みたいだ...
しかし温泉のお湯はヌルヌルして気持ちよかった。流氷の季節に来てみたい。

移動距離:149.8km
宿:紋別(紋別プリンスホテル)

【旅】2022年---夏の旅--- 7月10日 [【旅】2022年]

2022年7月10日(日)
 3:00起床、空が明るくなる。日の出岬という名前通り、ここではオホーツク海から登る朝日を楽しむところだ、頭上には雲が広がり水平線は空が開いている。太陽に照らされた、赤いランプシェードの様な雲が期待できる、と思いながら駐車場からの展望台で日の出を待った。
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太陽に照らされる雲は様々に変化して面白い、振り返ると虹も見えた、次第に伸びて2重のラインを空に描いて見せてくれた。僅かな時間だったが、朝から大きなプレゼントをもらった気分になった。
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 隣の小屋では、朝からBBQ。昨夜もあちこちでBBQだったが、風が強く、気にならなかったが、今朝は風もなく匂いと煙が嫌なので、少し早めの8:00出発。R238を南下「道の駅 おこっぺ」に行くが、トイレしか開いていない。隣の公園で幼稚園の運動会が開催されていた。来賓の挨拶が何人も続いているが、挨拶の声しか聞こえない静かな催しだ。失礼ながら、不自然なのは、このローカルエリアにも拘らず幼稚園児が50名程度いる。観客席にも200名程度はいるように見えた。興部(おこっぺ)という、ほのぼのとしたネーミングからは、町の主産業は第1次のみしか想像できないが、子供がいるだけで。この町のパワーを感じる。道の駅が開くまで近隣を散策... といっても広いので車で散策。牧草地の広がる丘に建つ「興部町オホーツク農業科学研究センター」は、ヨーロッパのお城の様な外観だ。町中には、想定される業種(旅館、飲食、GS、コンビニ、銀行、小中高校)が揃っており、内陸部とオホーツクを結ぶ交通の要衝地点で栄えたのかな?と想像した。9:00道の駅に戻ると、ここは線路の駅の跡だった。このまちの名前を記憶しているので、40年前にも列車で来ているはずである。しかしそれ以外の記憶は無い。
 R239を西興部村に向かう途中、道路沿いの牧草地に熊を発見。
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Uターンして暫く観察すると、牛の様に牧草を食んでいる。北海道のヒグマは草食動物化した、と博物館で見たがその通りの仕草だった。これで山中を散策する気が無くなる。
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西興部村は、役場周辺に住宅とホテル、美術館、児童館、スキー場+キャンプ場が徒歩圏内に集まった、コンパクトにまとめられ造られた様な村だ。若い親子連れもあり、なんだかここも村のパワーを感じる。オホーツク楽器工業(株)なる看板があり、村の看板には、牛がギターを弾いているイラストが入っている。学校跡がゲストハウスになっていたり、工場の様なものもあった。「道の駅 にしおこっぺ花夢」、上興部駅跡(資料館)を見学し、廃線から40年近く経ったにも関わらず、このローカルなエリアには若いパワーがあり、これから廃線がすすであろう西日本エリアの今後に、何か参考になるのではないだろうか。
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 興部まで引き返しランチ、ミルクホールという牧場レストランは満席状態だったが、少し待って入る、おこっぺブランドの乳製品やTシャツ、雑貨の品々も並ぶ店内だった。
 車の正面が虫だらけになったので洗車(4分間@100高圧洗浄機)、北海道にはドライブスルーの自動洗車機は見かけない、冬季は凍れて営業できないからなのだろう。R239を南下し始めるが、小雨が落ちて来たのでUターン。コンビニで買物を済ませ小屋に戻ると、キャンプ場には誰も居なかった。風も弱く、付近の漁港を散策し、昨日同様にホテル日の出岬の温泉@650に行くと、日帰り入浴で混雑している、日曜日の夕方を想定する力が不足していた。牛丼@600で夕食を済ませて、小屋に戻り夕景を楽しむ。隣の小屋にやって来た方が、一人BBQを始めた。風が無く煙と匂いが迷惑である、しかも昆虫類もやって来る。なので小屋に閉じこもりラジオ...寝。

移動距離:140.5km
宿:雄武(日の出岬キャンプ場)
タグ:興部