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【旅】2022年---夏の旅--- 7月7日 [【旅】2022年]

2022年7月7日(木)
 涼しい環境は、芝生の上でもよく眠れる。サイトから日の出を見て更に1時間眠ると、濃い霧に包まれていた。テントの表面はずぶ濡れ状態、外に出るとタープに背中が当たり自らびしょ濡れになる。気温14℃、目覚めに気持ち良い朝だ。稚内市に近い広いエリアのキャンプ場であるが、難点はTV電波が受信できない、ワンセグ状態でも途切れ途切れだ。なのでラジオとスマホで現世の情報と繋がる。ニュースなど全く知らなくてもよいが、どうしても気になるのは、俗世間のマインドコントロールの内側にいるからだろうか?
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 「ちむどんどん」を見る為に、8時前にはサイトを離れ宗谷岬に向かう。霧が覆う岬だったが、次第に晴れて快晴となる、広い風景の中をよく見ると、いたるところに野生の鹿がのんびりと草を食んでいる。岬の先端は記念撮影が多く、40年前に見た光景とは異なった。しかも記念碑が増えていた。1983年の大韓航空機撃墜事件の碑だ。そういえば...という忘れていた事件が思い出される。間接的にでも関係者でなければ、人は何でも忘れていく。個人的に、忘却は得意技であるが、戦争の記憶は先祖を含め想像力を働かせて、一人一人が記憶し続けねば、次の世界大戦へと人は進んでいく。
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 宗谷漁業協同組合女性部「平和の願い」の看板には謎の表現があり、しばらく看板の前で悩む。二人で考えた結論は「昭和六九年九月一日」という表現は、間違いであり1985年9月1日に建立されと説明されている「大きなツルの碑」の日付を表現したものだろう。その際に「昭和六〇年九月一日」と表示するところを、入力間違いしたのだろうと...
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 R238で猿払村から浜頓別へオホーツク海を眺めながら南下。クッチャロ湖に行って見るが、湖畔のキャンプ場やパーキングは難民キャンプ状態。冬季でなければ白鳥もいないので大きな池を望むのみ。食事を済ませ、仕方なく足湯に入ると、ヌルヌルした気持ちよいお湯。難民キャンプ状態が理解できた、湯治である。
 既に90kmを走ったので稚内に引き返す、途中でべニア原生花園に立ち寄り、海水浴場の様な、静かなオホーツク海を眺めて見るが、泳ぐ気にはなれない気温。
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15:30帰着、快晴の空の下、広いサイトを1時間程度で全周し、のんびりと日没まで過ごした。

移動距離:187.7km
宿:稚内(宗谷ふれあい公園オートキャンプ場)