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【旅】2023夏の旅 --その8--  [【旅】2023年]

 テントキャンプは出来なくなったので、ホームセンターで小型テントを探してみるが気に入るものは無く、キャンプ場のロッジを探し「霧多布岬キャンプ場」を3泊予約した。昨年ここでラッコの親子を観察し、存在の驚きと可愛さに魅せられて、今年もこの場所に来る予定ではいたが、3泊もする気はなかった。お手頃価格のロッジなのでここにいる。そして左足の痛みが続き、歩く事が困難な事態も発生、ロッジから岬の先端まで歩けない、どうするか?

2023年7月14日(金)
 昨夜は夕食後、PCに向かって寝落ちした。気が付くと4時半、TVを見ながら昨夜の続きを確認する。殆んど何もせずに眠ったらしく、アルコール飲料も残していた。朝風呂に2度入り、バッテリーを充電して気分新たに出発する。小雨の中、ジャガイモ畑や麦畑が広がるエリアを通過しr1115で、裏摩周湖展望台に行くが霧で何も見えず、清里峠を越え平野に下りると酪農エリアとなる。別海町郷土資料館に行く、別海町=野付半島というイメージでいたが、この町の中心地は内陸部にあった。明治期には缶詰め工場があり町が発展したらしい、日清戦争時、兵士たちがここの缶詰の良さを知り、全国的に知名度が広がったそうだが、原材料の不漁で衰退し昭和9年に廃止され現在は無い。
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道路端にあった「ここまで来ると べつせかい」という看板の通り、原野の中にある酪農の町だった。昭和38年頃の牛乳の出荷されている写真を見ると重労働だった事を想像する。
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隣にある「加賀家文書館」は、幕末にアイヌ語の通訳をしていた加賀さんが、アイヌと和人の間に立ち、それぞれの立場を理解しながら対応した事を、文書で記録してあり、そのリアルな話を現世に展示してある。人々の意見調整は現在と何も変わらない。今日からの滞在地「霧多布岬」に向かい、2日前に電話で予約済みだった温泉施設「ゆうゆ」に行くが予約が入っていないとの事、信じられない対応にショックを受けるが、ロッジには空きがあり災難にならず... 夕刻になり岬に行くとラッコの親子が元気に泳いでいたが、私の左足は痛みが強く歩けない...
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走行距離:158.1km
宿泊先:霧多布岬キャンプ場ロッジ(1泊目)

2023年7月15日(土)
 曇天の朝、午後から本格的な雨予報なので、6時に出発してルパンのいる茶内駅の綺麗なトイレで用を済ませて、R44で根室市に向かう。
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根室駅前では8時前からカニ屋さんが開店し旬の「花咲ガニ」を売っていたので、今夜の食材に購入する。
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納沙布岬周辺では、コンブ漁が真っ只中。昆布満載のトラックが走り回り、自宅周辺に干す作業に追われていた。
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岬からは歯舞群島がすぐ先に見える。
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昼食は「回転ずし花まる」回転するがレベルは高い。https://www.sushi-hanamaru.com/company/greeting.html
花咲港に行くと客船がいた、調べるとシーニック・エクリプスというオーストラリア船籍のクルーズ船。一部の15名程の乗船客と根室市歴史と自然の資料館で出会う、資料館職員が総出で対応している様子が物々しい。
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午後は予報通り降雨となりR44を引き返して浜中町「ゆうゆ」で入浴@500、霧多布キャンプ場に戻り、車を停めると隣の同じ車種のおじさんから、私の岡山ナンバーを見て声を掛けられる、和気郡日生町出身という大阪のご夫妻は、車中泊で北海道を廻っていた。
明るいうちに花咲ガニを食す。手がベトベトになり匂いもあり、しかし美味しかった。外は雨、食後はする事もなく18時から眠る。
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走行距離:222.3km
宿泊先:霧多布岬キャンプ場ロッジ(2泊目)

2023年7月16日(日)
 3時起床、一晩中雨が降り霧雨状態の朝、霧たっぷりの霧多布。朝からは雨も上がり曇天が続く見込みなので、今日も茶内駅の綺麗なトイレで用を済ませて、r599→r123と海岸線を経由して、海を眺めながら厚岸町に出る。
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厚岸駅前の駅弁「氏家かきめし」でホタテとカキの弁当を買い昼食とした。見た目の色は濃いが、あっさりとした臭みの無い美味しい弁当だ。
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厚岸町海事記念館(無料)を見学、久々に見るプラネタリウムが綺麗だった。
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R44で浜中町に戻り、「コープはまなか」でソフトクリームを食べる。ここのソフトクリームは特別だ。https://www.ja-hamanaka.or.jp/coop/softcream.php
タカナシ乳業㈱ 北海道工場に隣接していて、駅周辺は新築や新しいアパートも多く、この企業が町を潤わしているのだろう。Monkey Punch Collectionを見学してキャンプ場に戻り、周囲のBBQ攻撃に負けない様に、フライパンでジンギスカン鍋を食し、ラッコの親子を観察して18時から寝る。
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走行距離:107.7km
宿泊先:霧多布岬キャンプ場ロッジ(3泊目)

2023年7月17日(月・祝)
 4時起床、疲れていたせいか10時間寝た。連休のキャンプ場は人も多く、カラスも残飯漁りに忙しい。天候は回復傾向だが、左足の調子は相変わらず不調、しばらく歩くと痛む、なので釧路で日帰り温泉を探すが今日はホテルを予約した。海には小型船がたくさん浮いている、今朝からコンブ漁の解禁だったのだろう、出漁の競争が見られなかったのが残念。
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5時半からいつもの茶内駅のトイレまで往復28kmをドライブして、うどん朝食を済ませて撤収、9時前には出発、近隣の民家では、家族総出で昆布の天日干し作業をしている。
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琵琶瀬展望台から湿原を眺めて霧多布に別れを告げ、r123で厚岸駅前10時過ぎ到着。昨日の昼食弁当が美味しかったので、今日は2食を買い求め昼食にすることにした。ホタテ入りは既に売り切れ、カキめし弁当@1250を購入。
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 R44で釧路に向かい、途中の昆布森方面にr1128を左折、海岸線に出ると、海からの霧が陸地に立ち上る。昆布の引き上げの為か、海岸から高台までワイヤーが引かれているタワーが幾つもあった。トライアルの広い駐車場で休憩、昼食、買い物を済ませて、7/17は道民の日で、昨年も入館無料だった釧路博物館に立ち寄ると、今年も同様だったので入館。https://hdj81v.blog.ss-blog.jp/2022-07-18
 午後は、新釧路川の西に広がる鳥取エリアを車で回り、鳥取保育園、鳥取小学校、鳥取中学、鳥取神社、鳥取大通り、○○鳥取アパート、○○鳥取店と表示され郊外店が並んでいる。明治期に鳥取から移住した藩士族がここを開拓して鳥取村をつくった名が現在に至る。15時チェックイン、予約時には何も考えていなかったが、到着すると昨年と同じホテルだったので驚く...
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夕食は、荒廃が目立つ繁華街にある「レストラン泉屋 総本店」でスパカツを食し満足。しかし往復1.6kmが何度も立ち止まらなくては歩けなくなった。

走行距離:151.9km
宿泊先:スーパーホテル釧路天然温泉