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【旅】2022年---夏の旅--- 6月19日 [【旅】2022年]

2022年6月19日(日)
 エリア割に目が眩み、対象エリアが全国に拡大されると同時に、北へ向かう計画を企んでいたが思い通りにはならず、東隣県で利用してから日本海沿いに北上する予定である。
 相変わらず早朝から目覚め、仕方なくHDDに記録してあった映画を見た。昨日早朝「駅STATION」、今朝は「あなたへ」...既にこの世にはいない俳優が生き生きと、その時代の日本の風景の中で記録されている。はかなさもあるが、主人公として美しい映像に記録され、永遠に残される事の羨ましさを感じた。20世紀に生まれた映像の世界は素晴らしい。
 少し長い外出となるので、念入りに各種準備と待機電力抑制対策を施して10時出発。いつものR2を東へ、船坂峠を越えて兵庫県入り、揖保川通過という認識のエリアだが、目的地は姫路市なので「たつの市」を訪ねて見た。道路にある看板や標識には、「たつの」の表現、私の認識では「龍野」、JR駅名は「竜野」である、調べると2005年の市町村合併で「たつの市」という自治体名になったらしい、人口7.3万人の町である。
 野見宿禰(のみのすくね)という出雲の相撲取りが、この地で没し大勢の人が出雲より来て、揖保川の石で墓を作った、その人々が石を持って野に立ち並んだ様から「たちの」と呼ばれ「たつの」に変化した。と「うすくち龍野醤油資料館」に記されていた。ここの入館料は10円、駐車場無料。観光地化が進む伝統的建造物群保存地区の中心にありながら、この対応はやさしい。近隣の施設も無料対応が多い、しかしながら、最近完成した市営駐車場は1回300円という看板が見られたので、今だけのやさしい対応なのだろう。2020年に横綱白鵬関が野見宿禰神社を訪れ、揖保川から石を運び上げている。明治時代には大相撲巡業も開かれていたそうであるが、醬油業の金の切れ目が縁の切れ目となる。
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又この地は、三木 露風(みき ろふう)さんの出身地だった、人物はあまり知らないが「赤とんぼ」の歌詞なら私も知っている。私が生まれた頃、75歳で亡くなっている。青春時代に閑谷学校でも学んでいるので、郷里的には親近感が持てる。閑谷学校時代の恋は両想いとなったが、奔放な二人の恋愛は周囲の大反対により終わったそうだ。幼少期に両親の離婚を経験した生家の中で、手作りの説明ボードによる熱心な説明を受けた。東京で大学を卒業後、北海道のトラピスト修道院に文学講師として務めている。この時に自身の郷里を想い「赤とんぼ」を書いたのだそうだ。
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https://www.city.tatsuno.lg.jp/machinami/seika.html

移動距離:136.3km
宿:姫路市の山間部 香寺荘