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【旅】2022年10月12~20日 四国周遊の旅 [【旅】2022年]

2022年10月12日(水)
 10:00出発、娘を乗せて高知に向かう。水島ICから高速道路へ、坂出北ICで降りてうどんランチ。R11を走り、さぬき豊中ICから高知ICまで高速道路を利用。道路の整備はありがたく、あっという間に高知の街中に入る。長い年月を経て瀬戸内海に橋を架け、四国山地にトンネルを掘り、こんなに早く岡山から高知に移動する事が出来るようになった。現在の私たちは、とても幸せな車移動をさせて頂いている。苦労した先人に感謝をしつつも、この橋やトンネルを後世に維持するコストは、誰がどのように負担していくのか?100年後の世界にもこのままあり続ける事が可能なのだろうか?と少し案じてしまう。地方の人口減少は、何もなければ20年先には半減するだろう。40年先に、地方の人口は増加に転じるのだろうか?60年先にはどうなるのだろうか?地方自治体は正確に人口動態予測が出来ていて、必要な公共工事を進めているのだろうか?技術が進み。車から車輪が無くなったら現状の道は必要なのだろうか?疑問は次々と思い浮かぶが、誰も正確に答えられない事ばかりである。
 メタバースと呼ばれる仮想空間の中で、経済活動が進む事に対応する公共事業が必要なのではないだろうか?明確な未来を予測し、これはいい!と思えるサービスや技術開発を、具体的に表現できる人が現れ、遅れた日本を引っ張る指導者がこの国の総理になるべきである。意見を聞くことは必要であるが、自身のビジョンを持ち、強引にでも新たな常識を切り開く事が、今の日本に必要だと、旧態依然とした道路工事や整備事業を眺めて思った。給付や補助、支援では何も生まれない。
 と... 自己中な事を記しながら、10/11から始まった全国旅行支援を利用し、四国周遊を楽しませて頂く、夕刻より中華料理「華珍園 別館」で美味しい料理とお酒を頂く、感謝。
走行距離:172.4km

2022年10月13日(木)
 9:00から3家族2台でドライブに出かけた。四万十川を周遊し、食べ物とは知らなかったイタドリを食し、ショウガ畑を眺めながら透明な水が流れ、ごみの少ない河原に少々違和感も感じながら川風景を楽しむ。名の知れている「ダバダ火振」の製造元(株)無手無冠はこんな場所で、コンパクトなサイズで営業されていて驚く、今年1月にも通過した場所であるが知らず、分からず、通過していた。岩間沈下橋を車で渡る。
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平日であるにもかかわらず他県ナンバーの車も居た。週末や行楽連休には、すれ違いも出来ない橋で、どんなことか起きるのか観察してみたい気になる。四万十市を経由し「道の駅 ビオスおおがた」で休憩、水車亭に寄り、R56と高速道路で高知市へ戻る。
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 18:00~高知の食材を沢山頂く、柑橘系の香りとカツオ、長太郎、四方竹、ウツボ...そして高知の酒に溺れる。周りの方々には大変ご迷惑でしたが、今日の私はとても幸せでした。ありがとうございました。
走行距離:266.9km

2022年10月14日(金)
 昨夜は、プロ野球のクライマックスシリーズを最後まで見届けず爆睡。しかしながら早朝から酒もスッキリと抜けて、青空の広がる清々しい空気と気分である。今日の予定は何もない、とりあえず予約した宿に向い、R56を西に進む。土佐市でショウガの畑を観察、根元に霧吹き状の消毒らしき作業、収穫用のカゴが、いたる所に配置されていて収穫時期が近い模様。途中で梨の直売所があり立ち寄る。須崎で鍋焼きラーメンでランチを済ませ、無料の自動車専用道路を南下。途中、ナビ画面に「ヒロハチシャノキ」という天然記念物マークを発見して立ち寄った。
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四万十川の河口となるエリアに宿泊、青い空と海が印象的なエリアだ。
走行距離:121.3km


2022年10月15日(土)
 頂点にいるオリオンを眺め、温泉に浸かり、太平洋から登る朝日を眺めた。澄んだ空気を感じられる四万十川河口エリアだ。
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朝食を済ませて、旧中村市(四万十市)の街中に向かう、高知県の西部には、四万十という名前の町と市があり、なんだか紛らわしい。個人的には中村市という表現の方が、地理上のこのエリアだとハッキリ認識する事が出来るが、我が年齢層だからだろうか?しかしながら、駅名称は「中村駅」、警察署は「中村警察署」と表記してあった。四万十市という名称認知に、少し隔たりを感じられる。R321で土佐清水市を経由して、ジョン万次郎生家を訪ねて見るが誰も居ない。鰹節を燻す香りがする漁村だった。「ジョン万次郎」大河ドラマ化を推すノボリが立っている以外は、観光地らしさが無い心地よい空気だったが、少し暑い。足摺岬に到着するが暑さは増し、散策すると汗が止まらない。
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海岸線の美しい竜串海岸も、車窓から眺めるだけで通過。気温28℃であるが、太陽光線は強く、真夏のドライブ状態だった。宿毛市「椰子の湯」で入浴、寝床をセットして「道の駅 みしょうMIC」に向かう。
走行距離:165.0km

2022年10月16日(日)
 昨夜は20:00頃に就寝したが、1匹の蚊に何度も起された。耳の周りで聞こえる「ぷぃ~ん」という音には、何故こんなに反応するのか?自身の顔や耳を叩き目覚める。これでやっつけた!と寝るとまたやって来る。野宿に殺虫剤は必需品である。蚊さえいなければ快適な車中泊だった。
 6:30起床7:10出発、愛南町外泊の「石垣の里」に行く。小さな石を積み上げた石垣は半島の北側斜面にあった。まあこんなものか?
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と見て回ったが、麓の「休憩所しおかぜ」に立ち寄り、昭和の時代の写真を見て驚いた、斜面の山頂近くまで石垣が続いている。これは凄い!残せば世界遺産にもなるほどの石垣だった。
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現在、残った石垣の上には、崩れ行く空き家もあり、昭和の写真と比較すると、1/3程度はあるのだろうか?生活に必要のない物は、消えて行くのが常ではあるが、驚くような光景を人力で作った物は何とかならないものか?と個人的に思う。港から石垣を撮影して、足元の海を見ると、底まで透明で、熱帯魚(青い魚)やテーブル型サンゴが見えた、イカの群れや縞模様のイシダイもいる、しばらく眺めて港の海に感動した。
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岬を巡り、誰も居ない、誰も住んでいない(住んでいたらごめんなさい)半島の「高茂岬:こうもみさき」に行く。
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10月であるが桜も咲き、美しい海と空と断崖の景色が続いている。そういえば、四万十川流域から高知南西部には桜がいたる所に咲いている。春の様な満開ではないが、白く目立つ木もあり、ボケ桜の開花?と表現する状況ではない。夏の様な日差しの中で、塩害による枯葉の山を背景に、桜が咲いている。そんな感じだ。私の住む場所とは季節感が異なり、異国を感じる事が出来る。
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 高茂岬には戦時中、海軍呉鎮守府所属の高茂衛所があったそうである。豊後水道に侵入する敵艦船に備え、海中には600キロの設置機雷72個を敷設、終戦前は60キロの触覚機雷4800個も投入し、海底には6基の水中聴音機を備え付けていた。と案内板に記してあった。戦時中の太平洋側の国防施設はどこも規模が大きい。整備された駐車場、トイレ、遊歩道あり観光化も進んでいるが、いったい誰が使用するのだろうか?
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r34→r300と走り、「道の駅 みしょうMIC」に戻って、2Fにあるアンベールでモーニング。宿に泊まると経験できない時間帯を楽しめた。R56を北上しながら、途中r287で海岸線を走る。透明な海に興味は尽きないが、溜まった洗濯物を宇和島で整理して、宇和島城見学に出かけたが、城の手前の「城山郷土館」を見学、油屋熊八さん「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」というキャッチを考案した人がこの地の出身だと知る。別府駅前の像が印象的である。そんな事をしていると、コインランドリー仕上がりタイムとなり引き上げる。「道の駅 うわじま きさいや広場」は駐車場満車で賑わっていた。宇和島市営闘牛場の看板があったので行って見る。
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丸山公園の一角にあり10/23に闘牛があるそうだ。興味津々であるがそこまで滞在はできない...15:00チェックイン、暫く休憩し駅前商店街を散策するが、日曜日は定休日が多くシャッター通り状態。幅広く明るい商店街はガラーンとしていて残念。クーポンも使用できず引き上げる。夕食でクーポン全額消費、飲酒爆睡。
走行距離:110.9km

2022年10月17日(月)
宇和島の朝は天気予報通りの雨。月曜日の朝らしく、宇和島駅には通学の高校生が目立つ。今日は久々に雨のドライブ、高速道路をのんびり走って伊予ICへ、R56→R196を北上し「道の駅 風早の郷・風和里」で休憩し今治市へ至る。瀬戸内海上空には、雲の切れ間から青空も見え始めていた。目的地でコシヒカリを下ろして任務完了、ご夫妻とランチ(焼豚玉子飯)。店舗前には行列が出来ていたが、席も多く、回転も速く、待ち時間極小で頂いた。
http://www.hakurakuten.net/
甘いタレ味と玉子、焼豚が美味。少々食べ過ぎた...
 前回訪問時、閉まっていた「日本食研世界食文化博物館」のお城に行って見たが、見学は週末と祝日のみだと断られる。残念...R317で水ヶ峠を越えて道後温泉に向かう。想像以上の渓谷に、四国の山らしさを感じさせてくれる。道後温泉本館が派手になっていた。2024年20月20日まで営業しながら工事中、20億7144万の工事金額だと記してあった。今しか見られない光景に納得。早めに夕食を済ませて眠る、疲労回復。
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宿泊先:道後hakuro
走行距離:186.0km

2022年10月18日(火)
 快晴らしく強烈な朝日を浴びて目覚めた。今日は砥部焼見学に行く、以前通過した時、道路の中央分離帯に壺があり、なんだか気になっていた。砥部焼伝統産業会館では、神事が行われていたが詳細不明。有料エリアを見学したが2Fは展示入れ替え中で、見ごたえは少なく残念。神事に参加するスタッフのバタバタが楽しめたので納得して後にする。「砥部衝上断層」を見学した。
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これが中央構造線の露出だそうである。想像通り、見ただけではよくわからない、説明ボードを見ると、断層場所は見えるがこれ自体の理解は難しい。もっとわかり易い説明はないものか? 私が無知なのか?
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 「トベ-トウカイドウ」はわかり易い表現。R379で「山のレストラン ひろたの森」まで行きパスタランチ、雑多な店内だったが、山間の静かな環境は落ち着く。午後からは松山城見学、二の丸から登り、ロープウェイ山麓駅に歩いて下りる。
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20年程前に来たことがあったので、見覚えのある風景だった。麓は観光エリア満々で、昨夜の道後温泉と合わせて人気観光地を楽しんだ。夕刻からは繁華街で飲食、美味しく頂きました、パラゴンD44000にもまた会えました。終電無くなりタクシー帰宅、感謝。
宿泊先:道後hakuro
走行距離:67.5km

2022年10月19日(水)
 今日は、西条市までの移動なので、R11をのんびり東へ移動する。途中の東温市に、斜面に広がる田園風景を見つけて、そのエリアに登ってみた。
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区画整備された棚田には石垣は少なく、四角い田畑が整然と並び、わが田舎とは異なる近代的な農村風景だった。遠くに松山の平野が望める農園別荘の佇まい。最上部には「白糸の滝」なる表示があり、薄暗い森林の渓谷に少々ビビりながら見学した。何かが現れそうで早々に退散。ナビを見ると、この山の上が久万高原だった。
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道の駅併設の「石鎚山ハイウェイオアシス」で弁当ランチ、巨大なモンベルアウトドアショップが異様。通りがかった石鎚神社を参拝して、西条市のホテル16:00チェックイン。連夜、美味しいお酒を頂きました、感謝。
走行距離:84.4km

2022年10月20日(木)
 今日は帰宅の日。しかしながら快晴の空に誘われてR194で寒風山トンネルを超える。と...紅葉のもみじを背景に、満開の桜が迎えてくれた。やっぱり高知県は春模様だ。
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そのまま南下し「633美の里」という意味不明な道の駅に疑問を感じて立ち寄った。ムササビの生息エリアらしく「むささびのさと」と読むらしい、いの町のR194とR439が交わる場所なので、194+439=633だと説明されていた、なるほど...
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「にこ淵」という場所の紹介も記されていたので行って見る、想定以上の見学者がいて驚いた。写真力、映像表現力の影響なのだろう。
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上部の「グリーンパークほどの」にも行くが、整備されたキャンプ場には誰も居ない。更に驚いたのは民家があった。廃屋もあるが生活感のある民家がまだまだ上にある様だ。興味は沸くが申し訳なく思い引き返す、反対側の谷から望むと、あちらこちらの山の斜面に民家が見えた。山深いエリアである。
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また来ようと思って帰路につく、休暇村瀬戸内東予から海を眺め、今治からしまなみ海道経由で帰宅。
走行距離:286.5km
全移動距離:1460.9km 消費燃料:82.59L 燃費:17.68km/L