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【旅】2022年---夏の旅--- 7月9日 [【旅】2022年]

2022年7月9日(土)
 部屋の窓からは、オホーツク海から登る朝日が眩しいが、少し時間が経つと霧に覆われ、また晴れる。この繰り返しが、オホーツク沿岸の夏の朝だろうか?
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スキー場に立つこのホテルは、禁煙/喫煙の部屋分けはなく、タバコ臭の強い部屋だった。立派な施設であるが時代遅れで残念である、よって悪印象しかなく早めに離れる。研修中の若いスタッフも多いので、早く改善されることを願う。隣にある「オホーツクミュージアムえさし」は入館無料、9時開館だったので、しばらくドライブ、「道の駅 マリーンアイランド岡島」に行って戻ってから入館。外観は素晴らしく立派な建物だが、外回りには動物のフンが散乱し、駐車場には軽トラの野宿者が住んでいる。無駄な金を使った施設なのだろうと思いながら入ると、無料ではもったいないほど素晴らしく、地域の歴史をまとめてある展示内容の博物館だった。1時間半滞在したが、全体の20%位は納得しただろうか?
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新岡武彦さんという明治生まれの人が、戦前からオホーツク文化期の遺跡調査を樺太、利尻、稚内とすすめて、最後はこの地である枝幸に転居し、70か所を超える遺跡を発見調査し、ここの礎を創り初代館長を務めている。戦後は建設業の経営者だったので、工事現場から色々なものを発見したのだろうと想像するが、埋蔵文化財などという考えは少ない時代に、個人で調査し残してきた努力には、今だから頭が下がる。当時は、工事現場で昔の物を掘りあてる、トレジャーハンターが趣味の、変わった経営者だったのかも知れない。環オホーツク海という概念さえ私には無かったので、極寒地にそんな昔から人の存在があったなど信じられなかった。
 スキー場のリフト山頂には展望台があった。三笠山展望閣という場所で、枝幸の町全体が見渡せる。
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海からの霧が、所々陸地に向かい流れ込んでいる。空にはドルフィンが浮かんでいた。
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枝幸町と合併した歌登とはどんなところなのか気になり、行って見たが学校と集落、神社の夏祭りらしく露天商が少し出ていたが、人はまばら...内陸部なのか気温28℃になっていた、海岸線が近くなると気温は21℃まで下り、オホーツク海の影響が大きいのだと感じる。雄武のスーパーで買物を済ませて日の出岬キャンプ場へ、15:00チェックイン、今日からは小屋住まいだ。キャンプ場に到着すると車のドア開閉が難しいほど吹いていた。それでもテントでキャンプを楽しんでいる人々を見ながら、岬なので風が強いことは当たり前、これが普通だと思えば楽しめるのだろう、ならばここを極寒地だと思うのは自身の生活エリアとの比較であり、これが普通であれば、人は工夫して生きられるのか?でも私は小屋でよかった。少々カビ臭いが風の影響はない。
ホテル日の出岬の温泉@650で温まり、小屋で食事を済ませて夕景を楽しむ。
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移動距離:124.8km
宿:雄武(日の出岬キャンプ場)