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日本の秋 [日常の独り言]

 なぜ「ハロウィン」などという外国生まれのお祭りが、各地で広まったのか?不思議であるが、今では日本各地の幼稚園行事にもなる程のお祭りである。元々は、商用目的で流行させた事が原因だと思うが、このバカ騒ぎに発展するまで流行らせ、日本の歴史にもない祭りを、子供に教えて将来役に立つのだろうか?リアルな場所で、エネルギーを発散する事が出来なくて、仮装し自分を隠し、仮想の世界を現実の街中で楽しみたいのだろうか?
 「新たな文化創造」というのであれば、古来から日本全国各地に無数に存在する神事や、日本の祭りを継承する様な流行を、すすめる方が良いのではなかろうか?
10月に開催するのであれば「秋祭り」だ。全国各地の秋祭りを束ねて、日本の中心地で若いエネルギーを世界に向け、発信できる場所を作れば良い。小中高校生も自主的に参加できる「日本の秋祭り」の開催である。農耕を経験すると「秋祭り」はとてもわかり易い祭りである、秋の収穫により、家族全員の、冬の期間の食べ物の準備が出来た事への感謝なのだ。四季を通して繰り返される日本人の営み、そのものが秋祭りで表現されている。なので都会に生まれ生活する人々にも「日本の秋祭り」の開催は、国の成り立ちと「食の安全保障」を考える上でも重要だと思われる。
 自身の経験ではあるが、小学校まで秋祭りの日は、開催される地域毎に休みになったり、午後の授業は休みになっていた。田舎の遠距離通学だった事もあり、神社で秋祭りを楽しんだ思い出はないが、片道3kmの帰り道から見える幟にワクワクした。そして近隣の町には「どんくそ」という祭りがあった。「どんくそ」になる若者が神社で大酒を飲み、天狗の面をかぶれば、青竹で何をやっても許されるのだ。この日は、町中の人が「どんくそ」を恐れ、今年はどんなのが出るのか?去年はこうだった、ことしは誰だ?どんな事が起きるのか?と、うわさが絶えない。学校の授業中でも「どんくそ」がやって来て大騒ぎだった、高校生も「どんくそ」になっていたので、日頃の恨み?を校内で晴らしていた輩も居たそうだ。女性の先生が、本気で逃げていた事を思い出す。神事なので暴れるだけではないが、追いかける「どんくそ」も、逃げる人も必死、今思えば面白い祭りだった。
「ハロウィン」など止めて「秋祭り」を本気でやったらえんじゃねーか。