吉備路の野原を歩いていると、鬼ノ城からの睨みを感じたので行って見た。ビジターセンターまでは車で行けるので登ったのは車で、山上を2.8km程歩いた。標高400m程の鬼城山には石垣が随所に見られる。歴史書に記載はなく、詳細は不明の山城。発掘調査で7世紀後期(大宰府の水城と同年代)に築かれたとされている。名前から想像すると、そのまま鬼が住んでいた城?東西を往来する人々に、山賊活動をしていたと勝手に想像している。案内には温羅伝説とつながる説明がされているが、記録がないので様々な憶測が可能であり、リアルな映画にすると300年先に、それが史実になるのかもしれない。吉備の平野から瀬戸内まで見渡せ、西に総社、東に岡山市が霞んで見える。水蒸気の少ない日にまた来よう。